佐用町昆虫館とは
佐用町昆虫館の特徴
・1971年(昭和46年)に設置された「兵庫県千種川グリーンライン昆虫館」(兵庫県昆虫館)の施設を受け継ぎ、2009年(平成21年)に開館しました。
・小さな施設です。「温室」はなく、飼育している生き物はわずかです。
・「見学施設」ではなく、「あそんで、たいけんするところ」です。
・4月から10月までの季節開館、土・日・祝日のみの休日開館です。
・ボランティアによる運営です。専従職員はいません。
佐用町昆虫館の沿革
佐用町昆虫館の歩み、主なできごとを、旧兵庫県昆虫館から現在に至るまで、紹介しています。
佐用町昆虫館としての歴史
「はっぴーがーでん」供用開始(2023年4月)
この10年ほどの間でシカが増加し、草花は消失、ヤマビルが現れマダニが増えました。 多様な昆虫が生息し子どもたちが安全に虫とりを楽しめるよう、瑠璃寺仁王門東側の水田跡町有地にシカ柵で囲う空間を整備し、2023年春に供用開始しました。 四季折々の花が咲き、楽しい虫とりスポットとなっています。
館内をリフォームしました(2022年1月から2月)
冬季休館中に館内をリフォームしました。 旧兵庫県昆虫館では通路の壁面から水槽部分のみ観察する構造でしたが、佐用町への施設譲渡時に来館者とのコミュニケーション促進のため西側の壁面は撤去されオープンカウンターとなりました。 このたび、残された東側の壁面も撤去し、より開放的な館内となりました。(写真左:壁面撤去前、右:撤去後)
新型コロナウイルス感染症による影響(2020年から2021年)
新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態発令があり、たびたび臨時休館を強いられました。 これを機会に予約制を導入しました。
開館10周年記念「むしむしまつり」(2019年6月)
佐用町昆虫館は、2019年に開館10周年を迎えました。6月1日(土)には、さよう文化情報センターにて佐用町昆虫館開館10周年記念行事「むしむしまつり」を開催しました。 約300人の参加者をお迎えし、たくさん虫と遊びました。町議会議員のみなさま、県民局長さんほか、来賓のみなさまにも、昆虫館の活動を見ていただきました。 また、雑誌「きべりはむし」の42巻1号を、開館10周年記念号として発行し、10年間のあゆみやトピックスを収録しました。
屋根・外壁のリフォーム(2018年6月)
昆虫館の屋根、外壁の改修工事が行われました。懸案であった雨漏りは解消し、エアコンの増設も行ったため、快適な空間となりました。
井植文化賞<地域活動部門>受賞(2015年)
NPO法人こどもとむしの会が、公益財団法人井植記念会より、2015年度井植文化賞<地域活動部門>を、受賞しました。 副賞の100万円は、全額を佐用町に寄附させていただきました。
はじめての「いどうこんちゅうかん」実施(2009年10月)
水害で休館中の昆虫館スタッフは、佐用の子どもたちを楽しませようと、虫や標本を持って町内の幼稚園・保育園を訪問しました。 これがはじめての「いどうこんちゅうかん」でした。
平成21年台風9号水害により被災、休館(2009年8月から)
人と自然の博物館との連携協定調印が行われた直後のことでした。8月9日の夜から10日未明にかけて発生した台風9号の水害によって、佐用町昆虫館も大きな被害を受け、昆虫館は、開館から4ヶ月で再び休館となりました。 しかし、全国からの温かいご支援、関係者の献身的な努力により、2010年4月、再び開館することができました。その経過は、のちに「佐用町昆虫館、台風災害と復興の記録~平成21年(2009年)台風9号水害による佐用町昆虫館の被災と復旧、復興に関する記録集~」としてまとめられました。 A4判32ページ(半分カラー)の冊子です。
兵庫県立人と自然の博物館と「連携に関する協力協定書」に調印(2009年8月9日)
「兵庫県立人と自然の博物館と佐用町昆虫館は、生物多様性の保全、環境学習・生涯学習の推進、地域づくりに寄与するため、この協定を締結し、互いの交流・連携を広く進めるものとする。」として、雨脚が強まる中、佐用町昆虫館にて協定書の調印式が行われました。 (左から、佐用町庵逧町長、人と自然の博物館中瀬副館長、佐用町昆虫館内藤館長)
佐用町昆虫館が開館(2009年4月3日)
新しく生まれ変わった昆虫館が開館し、翌4月4日(日)小雨の降る中、開館記念式典が行われました。 テープカットだけを玄関前で、あいさつや祝辞は広くなった館内で行われました。当日のようすはこちら。
兵庫県昆虫館廃止から佐用町昆虫館に至るまで
地元の方向けの内覧会(2009年3月29日)
開館に先立ち、地元三河地区のみなさんにご案内し、内覧会を行いました。
展示の制作と開館準備(2009年2月~3月)
「平山コレクション」が移設され、むしの会会員が標本を持ち寄るなどして、新たに展示を制作しました。
温室の撤去(2009年2月)
廃止された兵庫県昆虫館の施設は県から町に無償譲渡され、2008年12月から2009年2月、開館に向けての施設整備が行われました。
倉庫の整理(2009年1月)
むしの会会員による施設整備作業。この倉庫は水害後撤去されてオープンスペースとなりました。
「がんばれ昆虫館セール」(2008.11.30)
温室の撤去に伴い、温室で栽培されていた植物をみなさんにお分けするイベントを行いました。また、残りの植物は、2008年12月16日、県立三木山森林公園に引き取られました。 200名を越える来場者がありました。スタッフ込みで300名としましょう!実際、24名の正会員、3名の学生スタッフほか、メンバーの方のご出展多数で、スタッフだけでも数十人でした。

佐用町昆虫館条例施行(2008.10.1)
昆虫館の施設が、兵庫県から佐用町へ無償譲渡され、佐用町昆虫館条例が公布・施行されました。
設立総会プレイベント「むしむしビンゴ&どんぐりブローチであそぼう」(2008.5.10)
当日行われるNPO法人こどもとむしの会の設立総会に先立って、13時から14時の間、閉館中の昆虫館にて、地元の子どもたちを対象としたイベントを開催しました。 最悪のお天気でしたが、地元三河小の子どもたちが20人ほども来てくれました。 いいお天気だったら虫さがしをする予定でしたが、雨だったので、昆虫館の中で虫さがし。はからずも、昆虫館は、雨のときに活躍する施設であることがよくわかりました。
兵庫県昆虫館と館の廃止
閉館に伴う「平山修次郎コレクション」の移設作業(2008.3.14)
平山コレクションは県に引き取られ、標本の一部は「ひょうご環境体験館」に展示されることになりました。兵庫県環境学習課による作業。
兵庫県昆虫館、閉館の通知(2008.3.7付)
関係機関に発せられた閉館の通知。37年の歴史も、終わるときは紙1枚。
県の行政監査や行財政構造改革における公的施設の見直しを受け、兵庫県は、平成13年度から18年度末までの5年間、佐用町に管理運営委託。県は、以後の運営(廃止or町移管)に関する地元等との調整のため管理運営委託を19年度の1年間延長したが、19年9月末、町は「町単独での運営は困難であり、昆虫標本の移設展示も施設面と管理の面で困難である」と回答、20年(2008年)3月で県昆虫館の廃止が決定。 19年(2007年)12月、竹田真木生教授は、佐用町に昆虫館存続に向けての「提案書」を提出。平行してNPO法人設立に向けての動きがスタート。20年(2008年)1月、庵逧典章佐用町長は竹田教授と面会し、NPOによる運営を支援する方針を表明。それを受け、NPO法人(本会)の第1回設立準備会が神戸大学にて行われた。
最終年の兵庫県昆虫館(2007年6月)
本館と網舎の間にガラス温室がありました。

