昆虫館からのアナウンス

にっぽん紀行 「ファーブルたちの夏〜兵庫・水害で傷ついた町で〜」
NHK総合/デジタル総合 午後7時30分〜7時55分
平成22年8月24日(火) 放送

兵庫県佐用町の山中に、昆虫愛好家が運営する小さな昆虫館がある。周囲の里山を舞台に、虫を愛する大人たちが子どもたちに、チョウやトンボやカブトムシなどの採集や観察の仕方を懇切丁寧に教えてきた。地元の小学4年生の大江峻弘君も「虫好きのおっちゃん」たちに感化されて、昆虫を通して自然の面白さと奥深さに目覚めたひとりだ。
ところが去年8月、町は、死者・行方不明者20人に上る水害に襲われた。昆虫館にも大量の土砂が流れ込み、周囲の森や川も深く傷ついた。大江君の家も被害を受け、時に牙をむく自然の恐ろしさを痛感することになった。その後、大江君たち子どもも参加しての復旧作業が行われ、今年4月、昆虫館は再開にこぎつけた。
ところが、周囲の自然の様子がおかしい。春に現れるはずの虫の数が減り、6月にやってくるはずのゲンジボタルも現れなかった。それでも昆虫館の大人と子どもたちは、自然の再生力を信じて、この夏、これまで以上に子細に自然を見つめる観察活動を始めた。彼らに対して、小さな生き物たちはどのような答えを示してくれるのか、その姿から大江君は何を学んでいくのか...。水害に傷ついたふるさとで奮闘するファーブルたちのひと夏を見つめる。
【案内人】 石黒 賢

(NHKホームページより)

佐用町昆虫館は、2010年4月3日(土)から開館いたします。

長らくおまたせいたしました。
みなさまからの多大なご支援をいただき、おかげさまで、昆虫館再開の目処が立ちました。

まだ不完全な部分も残りますが、2010年4月3日(土)から開館し、
4月4日(日)には、「むし開き」として、「昆虫館の歌」の初披露や、ちびっこテープカットなど、楽しいイベントを計画しています。どうごお越し下さい。

豪雨災害のため、佐用町昆虫館は、しばらくの間、休館いたします

2009年8月9日夜の集中豪雨によって、佐用町昆虫館付近の道路は崩壊し、昆虫館の敷地も厚い土砂に埋まりました。
昆虫館での夏休みを楽しみにしてくれているたくさんの子どもたち、利用者のみなさまには、たいへん申しわけございませんが、どうぞご了承ください。

開館のメドは立っていません。今後、全力で復旧、復興に取り組みたいと思います。
昆虫館の状況については、オフィシャルブログでも随時紹介しています。

災害直後の被災のようすの写真をこちらにアップしました。(2009年8月30日)



土砂に覆われた「おにぎりパクパク広場」


舗装がはがれ、材木が散乱する昆虫館前。柵はゆがんでいる。
(いずれも8月10日)