朝から夕方までミンミンゼミとヒグラシの素敵なBGMの絶えない昆虫館でした。
不思議なことにアブラゼミとニイニイゼミの声は聞こえませんでしたが。
昆虫館には夏の花が咲いています。
仙台の清水さんが植えてくれたミソハギやボタンクサギ、今まで気づかなかったヤブカンゾウが虫を呼びこむように美しく咲いています。
今日のスタッフの三村さんが持ってきてくれたヒゲコガネ。
なかなか恰好のいい虫ですね。
来館者の皆さまが快適に過ごしていただけるように、裏方仕事をして下さる方がおられます。
草刈をしている末宗さんとか、水槽の水替えをしている高橋さんとか、みんなのボランティア活動で昆虫館は運営されているのですよ。
感謝感謝、ありがとうですね。
お絵かきコーナーの展示物がいっぱいになってきたので、一旦リセットすることにしました。
素敵な作品がたくさんありました。
そこで、現役の美術工芸品作家のMHさんと、現役の美術教師のSYさんに優秀作品を選んでいただき引き続き展示、掲示をしています。
さてさて、これからが本日の超ラッキーのお話になります。
いつものようにイモリと道徳の講座をして下さる野村さん。
知り合いの方より授業中に電話が入りました。
「佐用町平福のあたりの田んぼの近くにオオサンショウウオがいるので保護しに行ってきます。」
野村さんは昆虫館の活動以外に、オオサンショウウオの保護活動にも熱心で、一般の者が手を触れることができない「特別天然記念物」に触れることを許可されている方なのです。
それで、保護されたのがこれです。
たまたま千種川に調査に来られていた兵庫県自然保護協会の、大沼さんと松田さんが昆虫館に来られ体長測定、マイクロチップの挿入、遺伝子解析のためのサンプル採取など一般の方が目にすることができない体験をすることができました。
未登録の個体でした。
その現場を共有された方々、本当に超ラッキーでしたね。
佐用町昆虫館では「人生初の出来事」が良く起こります。
2022年7月24日(日)の昆虫館
来館記帳者:106名 天候:晴れ
一日館長:齋藤泰彦 スタッフ:三村寛子、末宗安之
応援:三村貴之、剣義、野村智範、久保弘幸、高橋弘樹
(記)齋藤泰彦