さわやかな5月の風にこいのぼりが泳いでいます。
昆虫館に到着したら、キッズスタッフがもうカヤ虫採りをしてくれていました。
いつもありがとう!
あちこちにキアシドクガがひらひら舞っています。ドクガといっても毒はないしチョウチョのように昼間に飛びます。
キッズスタッフのつるぎくんが木の枝で作った釣り竿(その場で自作ってすごいな!)でタカハヤを釣っている時にアサギマダラを見たそうです。
米子からいらしたご夫妻がおっしゃってたのですが、中国山地の北側にはアサギマダラの食草のキジョランがないそうです。お庭にフジバカマを植えて成虫が来るのを待っておられるとか。アサギマダラはどうしてフジバカマがあんなに好きなのかとお聞きしたら、オスはフジバカマのアルカロイドを摂取してフェロモンを作るからだそうです。へぇ~。そうなんだ。勉強になります。
今日の『わくわく』はこれです!
タイコウチの産卵です。長い呼吸管を前後にゆっくり動かしながら産んでいます。「ひっひっふ~~」なテンポ。苔に産み付けています。タガメのような産卵を想像してましたが全然ちがう!
これが産みたての卵です。スマホの下手な写真でわかりにくいのですが、卵にはヒゲヒゲがついてます。しらべてみたらこの白いものは呼吸糸というもので「卵に酸素を送り込むためにある」と書いてありました。(アクア・トトぎふ/わかりやすい写真が載ってます。)
こちらはタイコウチのおとうさん。2週間ほど前から交尾が観察されていたそうです。
来館予約が少なかったので、みなさん長い時間たのしんでいかれました。
佐用町昆虫館は毎週おもしろい「事件」が起こります。今日はリピーターも多くのんびりお話もできました。これから虫たちのハイシーズンを迎えます。どうぞまた、昆虫館に遊びにいらしてください。
来館記帳者:25名
一日館長:吉岡朋子
スタッフ:茂見節子・三村貴之・三村寛子・三村剣義
応援:野村智範
(報告:吉岡朋子)