春が来ましたね〜 虫たちの季節です。
ちょうど1年前、2021年4月から「みんなも、昆虫調査員!」キャンペーンを開始しました。兵庫県版レッドデータブックの改訂にあたり、いろんな虫が、いま、どこにいるのか、みんなで調べよう、という企画です。
3月31日までの情報をまとめましたので、一部をご紹介します。お楽しみください!!
集まった情報、1783件
情報をくださった方は、103名。2021年に見つけた情報だけでなく、それ以前の情報をくださった方もおられました。
いちばん多く見つかった虫は?
堂々の”ゴールドメダル”は、ツマグロヒョウモンでした!!
都会の虫かと思っていましたが、兵庫県内全域にいるのですね。さすがに、深い山は、ちょっと苦手かも。
ニイニイゼミも、どこにでもいますよね〜〜
どこにでもいる虫って、どれくらい、どこにでもいるのか、分布図にしてみると、よくわかりますね。
キイトトンボは、背の低い草むらにいて、よく目立つので、小さな子どもたちにも、見つけやすい虫です。もっと広くいるのかな、と思ってたのですが、西播磨や丹波が空白になっていますね。いないのかな?
淡路島に、いないの?
広く分布しているのに、淡路島が空白になっている虫、いくつかあります。
淡路島には、松林、たくさんありますよね。ハルゼミ、ほんとにいないのかな? たまたま、その時期に調べてないだけじゃないのかな?
ハンミョウ、淡路島にいないのかっ!? ハンミョウに出会えないなんて、淡路の子どもたち、かわいそう。ほんとにいないのか、みんな、調べてください。
コシマゲン、いないことは、ないんじゃない?、と、昔を知ってるおじさんは、思います。淡路の場合、ウスイロシマの方が多いかもしれませんけど。
阪神間、空白になっています。え、おらんの? コシマゲンすらおらんような、世の中になってしもたんか! そういえば、空き地の水たまり、みたいな環境、なくなってるかもしれんな。
加古川じゃないと、イヤ? 播磨平野好き
こちらの記事でも紹介した、ひげぶい、こと、ヒゲコガネ。河川敷が大好きな虫です。
武庫川、猪名川、揖保川、千種川、円山川・・・精鋭スタッフが、暑い中がんばって探しまわりましたが、加古川でしか見つかりませんでした。
しかし、1つだけ、明石川が!! しかも、コンビニにいた。
たくさんの人が見てくれたおかげですね。来シーズンも、楽しみです。
こちらは、ミイデラゴミムシ。反対に、加古川流域が空白になっていますね。
ヒゲコガネと、仲悪いのか!?
ヒゲコガネほどは偏っていないけれど、兵庫県の瀬戸内側、とくに播磨平野に偏った分布をしてる虫、ほかにもけっこうあります。ヒメタイコウチ、キバネツノトンボとか。
これは、メスグロヒョウモンです。広くあちこちの野山に普通にいるイメージがあったのですけれど、あまり見つかりませんでした。みつかったのは、三田から姫路にかけて。中国自動車道が、好きなのか?
2021年の情報は少なかったですが、播磨平野に多くて、淡路島にもいる。ちっちゃいから、目立たないかな。
ウバタマムシ、ちょっと意外。「どこにでもいる」と思ってたのですが、県北部が空白になっています。ほんまかな?
クツワムシ、みっけ
2021年8月27日に、リモート研修会「クツワムシ、みっけ」をしました。たくさんのご参加、ありがとうございました。
その甲斐あってか、その後、多くの情報をいただきましたよ。
やはり、局在しているようです。丹波にはいないのかな。なんででしょう?
分布図の楽しみかた
いかがでしたか? おもしろいでしょ?
虫によって、いるところが違う。つまり、兵庫県の中でも、地域によって、いる虫はすいぶん違う。ということです。
分布図のよいところは、パッと見て、集中しているところや、空白地帯がわかることです。分布図を見ながら、この虫は、どういうところが好きなのかな? なんでかなあ? と、ああだこうだと考えてみると、楽しいです。
でも、空白になっているところをどう見るかは、注意が必要。
地図上のプロットは、虫がいた、という事実を示していますが、空白のところは、ほんとにいないのか、じゅうぶんな調査がされていないだけなのか、見ただけでは区別ができません。
これまで書いたような「偏ってる」とか「仲悪い」とかいうのは、そのことをすっ飛ばして、こうやって地図を眺めると楽しいよ、とお伝えするための「お話」でした。
じゅうぶんな調査がされている、といえるためには、みなさんからの、たくさんの情報が、必要です!
ということで、
引き続き、情報お待ちしております!
「みんなも、昆虫調査員!」は、2022年も継続します。
対象の虫は、5月から少し変わります。お楽しみに。