4月2日(土)の開館日まであと12日。今日(3月20日)は開館準備会その2です。
リフォームしたラボを来館者を迎えられるよう仕上げることと、網舎に新たに蚊帳をセッティングするのが大きな目標です。
最初に乾燥剤と一緒に密封していた標本箱を取り出し、分野ごとにわかりやすく展示をします。
子供たちの目線には、できる限り「とっておき」の標本が見えるようにしました。
密封していても、標本の表面にカビが発生することがあります。
こどもたちが視力を生かして、少しでもカビが発見されたらエタノールと筆、綿棒で拭き取ります。
やっぱり経験ですね。昨年よりみんな格段に上手になりました。
水槽のフィルターがうまく作動するように、高橋さん、北詰さんが半日かけて準備してくれました。ドンコやオヤニラミもお腹がすいているようで、与えた餌をすぐに食べました。
4月から新たな試みで、網舎の中に大きな「蚊帳」をセッティングします。
当日、スタッフや来館者が採集した昆虫をこの蚊帳の中に入れて、観察しやすいコーナーにする予定です。チョウやトンボなど、生きたまま目の前で観察できるといいですね。
入り口付近や網舎の金網がすごく汚れているので、今日は高圧洗浄機を使って汚れを吹き飛ばします。
金網の外側と内側、それぞれの方向から高圧洗浄機で掃除をすると、少しずつ網舎の中が見えるようになってきました。開館日までに全部きれいにできるかな!?
午後になって、ようやく新しい受付付近がセッティングできました。
昨年と違って壁がなくなり、ラボの中が入館と同時に見渡せる明るい雰囲気になりました。
出口側の廊下から見た様子です。昨年と同じように、中央の白いテーブルの上に生きたカブトムシやクワガタ、オオゴキブリ(!)など、展示する予定です。
入り口側の水槽には現在、タガメ、ゲンゴロウ、ナナフシ(まだ卵)がいます。
昨年度はできなかった「お絵かきコーナー」をちょっぴり復活!
左側にあるたくさんのミニ標本箱から好きな昆虫を選んで用意している画用紙に描くことができます。ソーシャルディスタンス&壁に向かって描くやり方で4名までOKです。
描いた作品は持って帰るか、昆虫館に展示するか、好きなほうを選べます。
廊下にある「みんなの標本箱」も充実してきました。
昆虫館周辺や兵庫県の昆虫をキッズスタッフや昆虫館スタッフが少しずつ増やしています。よく見るとレッドデータブックに出てくるような昆虫も!
最後は開館準備から閉館までのやり方をスタッフで共有し、安全対策なども確認しました。
そうそう、若手スタッフが山門横のむしむし広場の坂を登った所にある草原を草刈り機で
きれいにしてくれました。
いよいよ4月2日(土)は今年度の佐用町昆虫館オープンです。
皆様、ちょっとリフォームした昆虫館を楽しみにして下さい。
本日の参加者
齋藤泰彦 吉水敏城 八田康弘 久保弘幸 八木剛 野村智範 高橋弘樹 内田隼人 吉岡朋子、前原繁仁、井嶋ファミリー 島岡ファミリー 三村ファミリー 石川ファミリー 北詰ファミリー 末宗安之
(報告:末宗安之)