越冬組の活動始まる
相変わらず寒い日が続いていますが、皆さん、がんばってますか? そろそろフィールドに出てもいい頃ですよ。
今週は、暖かな陽ざしに恵まれる日あったので、そろそろ越冬組が目覚め始めたみたいです。
2月12日、三村剣義さんからテングチョウの情報をいただきました。大撫山でオサ掘りをしていて見つけたそうです。写真を見ると、地面すれすれの感じです。寒さに耐えてじっとしていたんでしょうか。同じ日、相生市の高橋弘樹さんからも、蛾の夜間調査中に見つけた「就寝中のテングチョウ」情報をいただいています。
塩田早希さんからは2月9日、周南市内でヒメアカタテハを見かけたという情報をいただきました。陽ざしに誘われたんでしょうね。長い冬ごもりから目覚めて、日の光を浴びている蝶を見ると、なんだかこちらまでほっこりしますね。ヒメアカさんは、指にもとまってくれたそうです。
山口県から情報をいただいたのは初めてで、初蝶リレーもいよいよ「日本のイベント」になってきたかと、私(久保)はひとりで喜んでいます。
蛾の情報続々
今週は蛾の情報もぐっと増えました。冬の蛾を観察される人が、こんなに多くなってきたのは、素晴らしい! 蝶に比べて地味な感じがするのですが、季節ごとに移り替わる種は、とても面白いものです。
まず、シモフリトゲエダシャクの情報を、淡路市と神戸市北区からいただきました。淡路市の井嶋幸司さんは2月9日に、北区の仲山颯祐さんは翌2月10日に、それぞれご自宅で見つけられたそうです。冬の蛾が飛んでくる家は、ウラヤマシイ・・・。
井嶋さんからは、ヒロバフユエダシャクの情報もいただいています。これもご自宅で、お子さんの草履にとまっていたとか。
こどもとむしの会の蛾博士、高橋弘樹さんは、寒い中、蛾の夜間調査に頑張っておられます。こんな寒い季節にしか出現しない蛾は、けっこうたくさんの種類がいるんですね。以下、2月9日・12日の高橋さんからの情報です。
クロテンフユシャク16♂3♀(3cp) シモフリトゲエダシャク1♂、シロフフユエダシャク4♂、チャオビフユエダシャク3♂(初見) 糖蜜でハネナガモクメキリガ1、ミヤマオビキリガ1、カシワオビキリガ1、ホシオビキリガ2(以上2月12日 相生市) ハイイロフユハマキ(初見 2月9日 相生市)
来週はどうなる???
天気予報では、来週はまた寒さがやってきそうです。( ノД`)シクシク… 早く春が来ないかなあ。
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こどもとむしの会 初蝶リレー担当 久保弘幸