11月11日(金)「ひとはくKids キャラバン+いどうこんちゅうかんミニ」~上月保育園~

『ひとはくKidsキャラバン』が佐用町の上月保育園にお出かけすると聞いて、佐用町昆虫館からも「水のいきもの」と「むしむしたいけん」が参加させていただきました。

兵庫県立人と自然の博物館の移動博物館車「ゆめはく」の荷台はあっという間に展示室に早変わり!「むしむしみっけ」です。カードの写真と同じ個体を標本の中からさがします。「あった、あった!」「これだよ~!」と子どもたちが教えてくれます。同じに見えても、よく見るとちょっとちがう?! ちがうけれどやっぱり同じ?かな??

博物館の「さわれる化石」のコーナーです。たくさんの化石を見て「かせきってな~に?」 アンモナイトのぐるぐるや三葉虫をさわって「へんなの!」
年長さんはさすがです!本に出てくる化石をさがしている子がいました。

ティラノサウルスの頭の骨の大きな模型を「ゆめはく」(移動博物館車)が上月保育園まで運んできました。子どもたちは次々恐竜の口の中にもぐりこみます。「こんな大きな歯で、がぶり!ってかまれたら大変だぞ~~~!」とおどしても みんなけらけら笑ってました。

こちらは八木先生の「大きくしてみよう」。デジタルマイクロスコープでダンゴムシを大きくしているところです。裏っ返して「あしは何本あるかな?」 
バッタやチョウやカマキリも特大にズームアップして見せてもらいます。すごいね!大きくすると細かいところがよく見えて おもしろいね!

キューブパズルは「むし」と「むかしのいきもの」の2種類です。年長さんは「あっちだよ」「これ!これ!」と、みんなで協力してならべていきます。3歳児さんは先生に手伝ってもらって完成。

昆虫館から出展の「むしむしたいけん」です。生きてる虫をさわります。
「佐用チャンネル」の取材も来ていました。

やっぱり人気者のヘラクレス!(左) こっちは マダゴキさん(マダガスカルオオゴキブリ)だよ!(中) スジクワさんを持って大満足の男の子(右)。小さい子ほど大胆ですね。むし好き、いきもの好きに育ってほしいです!

こちらは、野村先生の「佐用の水のいきものたち」です。佐用町昆虫館のアイドルのアカハライモリさんも来ています。

野村先生のおともだちのウナギさん。ぬるぬるだよ!つかまえれるかな?
保育園の先生の手の上でおとなしくしているのはヒキガエルさん。子どもたちの手がいっぱい伸びてきます。「せなかつめたいね!」

今日はスッポンの子どもも来ていました。(写真左) 手のひらほどの大きさの子どものスッポンでも、噛みついたら割りばしぐらいへし折ってしまうそうです。あぶない!あぶない!
なのでケースから脱走しないようにテープでぐるぐる巻きにして外から見てもらいました。こんな顔だよ~~!
こちらは佐用の川に棲むモクズガニ♂です(写真右)ハサミが毛深~い! 佐賀では「ツガニ」と呼んでました。おいしい上海蟹の仲間です。こちらもハサミが大きいので見かけたら気をつけてね!

コロナの感染防止対策として、コーナー数を増やして子どもたちを分散させようという意図もありましたが、「たくさんのコーナーがあってとても豪華なキャラバンでした!」と豊福園長先生もよろこんでおられました。ベビーカーにのってる小さなお友だちもヘラクレスと「こんにちは」をしてくれましたし、みんな いっぱい いっぱい化石や生き物をさわって 元気いっぱい!笑顔もいっぱいでした!

Kidsキャラバンのおまけで私たちも参加させていただきましたが、化石の展示もありいつもの「いどうこんちゅうかん」とは違った雰囲気の中、子どもたちと一緒にたのしみました。

上月保育園のみなさま、ありがとうございました。


参加者 : 園児 67名
人と自然の博物館スタッフ : 八木・小林・松井
こどもとむしの会スタッフ : 野村・吉岡           【報告:吉岡】

帰りにアサギマダラの幼虫を見に行きました。キジョランの葉のうらから上手に丸く食べていました。大きくなるのが待ち遠しいです。