夏っぽい秋から急に気候が変わり寒くなりました。
先週の10日にはミンミンゼミの鳴き声が聞こえていた昆虫館だったのに、今日の朝の気温は13℃しかありません。
日中も20℃を超えることなく、受付の場所は午後から完全に日陰となり、とても寒く日の当たる場所への移動を考えました。
今は仙台におられる清水さんが、数年前に植えられたツメレンゲが花穂を伸ばしています。
クロツバメシジミ誘致作戦は残念ながら実を結びませんでしたが。
その代わりに実を結んでいたのがサネカズラ。
キベリハムシをたくさん育ててくれました。
この赤い実をつぶすとねばねばしています。
昔の男性は、これを髪の毛を整える整髪料として使ったそうで、別名美男蔓。(なんかの本からの受け売りです。)
三村さんがトゲナナフシを持ってきてくれました。
産卵して世代交代ができたらうれしいのですが。
末宗さんが持ってきてくれたクツワムシも元気です。
大発生中のババヤスデもさすがに館内への侵入は少なくなりましたが、まだまだたくさんいます。
来館者はまずこれを見つけて反応されます。
極端に拒否される方と、愛着を持たれる方、右と左にわかれるようです。
昆虫館の新しいアイドルが誕生したかどうかはわかりません。
嬉しい事が有りました。
10月15日に山本南保育園で実施された、いどうこんちゅうかんがとても楽しかったとの事で
ご家族で佐用町昆虫館へ来てくださいました。
また遊びに来てくださいね。
気温が低いので、虫の活性が低くアサギマダラは数頭見かけただけでした。
ほかの虫も少ない中で、元気だったのがイカリモンガ。
フジバカマに吸蜜に来て、すぐどこかへ飛び去りました。
これから寒いシーズンに咲く花が、ボチボチ咲き始めました。
2021年10月17日(日)の昆虫館
来館記帳者:41名 天候:晴れ時々曇り
一日館長:齋藤泰彦 スタッフ:岡田浩資、高橋弘樹
応援:三村ファミリー、野村智範、末宗安之
(報告:齋藤泰彦)