秋の気配濃厚な、いい感じの一日でした。
が・・・。昆虫館ではヤスデが大発生しています。
毎年見かけるのですが、こんなに大発生しているのは初めてです。
館内にたくさん侵入してきます。
踏みつけて潰してしまうと気持ち悪いので、ピンセットでつまみ出します。
今日一日で軽く100匹は侵入したみたいです。
ちょっとかわいそうな名前ですが、ババヤスデというそうです。
朝早くクロコノマを捕まえました。
この個体は前翅内側先端のオレンジ色と青色がきれいに出て、飛翔中にはとても鮮やかに見えていたのですが、虫かごにいれてからはあまり動かず開翅もしてくれません。
多分怒っていたのか、内気な性格だったんでしょう。
梢の高いところを白いのがヒラヒラと舞っています。
「ああ、ウスバツバメみたいやな。」「これが出てきたら今年の昆虫館も終わりに近いな。」
などと思っていたら、下のほうへ降りてきました。
正確にはウスキかシロかは分からないのですが、ツバメエダシャクでした。
ちょっとした、ツバメ違いでしたね。
網舎の南側で、フジバカマが咲いています。
今日は数頭のアサギマダラが飛来しました。
とても美しい旅をするチョウです。
捕まえたアサギマダラと一緒に記念撮影をしてみたり。
フジバカマにはヒョウモンチョウもよく来ていました。
クモガタヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン。ミドリヒョウモン、ツマグロヒョウモンの4種類が確認できました。
来館者の少ない時間を見つけて、昨年からの懸案だったカブトムシ養殖場の片付けをしました。
岡田さんが精力的に仕事をしてくれました。感謝、感謝!
おかげでスッキリしました。
飼育容器の後ろから,なぜか箒が3本出てきました。
まぁ情けないやら何やらで、・・・。
2021年10月3日(日)の昆虫館
来館記帳者:66名 天候:晴れ
一日館長:齋藤泰彦 スタッフ:岡田浩資、久保弘幸
応援:野村智範、三村寛子
(報告:齋藤泰彦)