2020年に「いどうこんちゅうかん」で訪れた 芦屋学童すぎのこ学級(芦屋市立岩園小学校内)に、2年ぶりに行ってきました。昨年はコロナがどういうものかがわからなかったので夏のいどうこんちゅうかんはやめることにしましたが、今年はすぎのこ学級の小西先生と相談の上 きっちり感染対策をして「虫さんたちとのたのしい時間」をお届けすることになりました。
1~6年生を3つのグループに分けて「密」にならないように交代します。マスクは外さない。虫をさわる前と後にはせっけんでしっかり手を洗う。大きな声を出さない・・・などです。
そうは言っても、虫さんをしっかり観察してほしいし、やさしくたっぷりさわってほしいです!
この夏 最初の”学童”の「いどうこんちゅうかん」は、どうなったのでしょうか?
きらきらきれいなタマムシ。「はじめてさわる~~!」「ぴかぴか~~!」
右はマダガスカルオオゴキブリ!アフリカの東にあるマダガスカル島の林の落ち葉や倒木の下で果実や草花を食べて暮らしているらしいです。フルーツ好きのきれいなゴキブリさんです。ぜひ かわいがってください。
初めて見る虫も、大学生の兄さんがさわりかたや持ち方をやさしく教えてくれるので大丈夫。
セスジスズメというガの終齢幼虫。もうすぐサナギになります。腕を歩かせて「かわいい!」
ニジイロクワガタとヘラクレスオオカブトです。どちらも外国の虫。ヘラクレスを恐る恐るさわっています。
ヘラクレスとツーショット!「ツノの下に毛が生えてる!」と発見です。脚のツメも鋭いですね。
昆虫ではないけれど、佐用町昆虫館のアイドルのアカハライモリはいつでも人気者です! みんな「かわいい~~!」って。手の上をおさんぽさせます。
カヤの中にはセミやチョウやトンボ、バッタなどいろいろな虫がいます。虫が逃げないように頭を低くして入ってね。
『最初はこわがっている子もいたけれど時間がたつにつれ慣れてきて、2回、3回と「入りたい!」という子が増えていきました。虫をさわれそうな子がこわがったり、逆にさわれそなさそうな子がふつうにさわったりしていました。カヤに入ってくれた子は全員 虫がさわれて良かったです。』と室崎くん。
やっぱり逃げちゃうんですよね! 坂本くんが長~い竿で ゴマダラチョウを確保!カヤに戻しました。
となりの部屋では、別グループがぬりえをしています。標本をよく観察しています。(もう一つのグループはクーラーのない暑い体育館で待機でした。)
コロナが感染拡大するなかで、子どもたちも相当がまんをしています。そんな中での虫さんたちの訪問をたっぷり楽しんでくれました。子どもたち大興奮のたのしい1日でした。虫たちへの興味津々な姿に、私たちもとてもうれしかったです。
後日、すぎのこ学級の小西先生から
『こちらこそありがとうございました。
目がキラキラの子どもたちをを見れて 僕たちも嬉しかったです。
来年も宜しくお願い致します。』
とのメールをいただきました。
好奇心で輝く子どもたちの目を見て、一番よろこんでおられたのはすぎのこ学級の先生方かもしれません。子どもたちの表情をカメラにいっぱい収めておられました。
高学年の男の子たちがイモリを手に載せて「かわいいなぁ。かわいいなぁ。」と言ってる姿がかわいらしかったです。はじめはこわかった虫たちも顔を見て名前を覚えるともうお友だちです。これからもどんどん虫さんたちとなかよくなってください。
そして、1日でも早くコロナから解放される日が来ますように。
私たちの片付けが終わり先生方がテーブルを消毒して子どもたちのお弁当の準備ができたところで、さようならのあいさつをして帰りました。
すぎのこ学級のみなさん。
ありがとうございました!
参加者 : 小学生 65名 (1~6年生)
こどもとむしの会スタッフ : 久保弘幸 ・阪上洸多・宇野宏樹・室崎隆春・坂本貴海・ 吉岡 朋子 (報告:吉岡)