初蝶ニュース 第1号
【早くも登場 越冬組!!!】
2月3日、初蝶リレー2021がスタートしました! 今年もみなさんからの情報をお待ちしていますよ!!
さあ、待ってましたとばかりに、越冬組が活動開始という情報が飛び込んできました。東京都府中市と、兵庫県の三田市からです。
府中市では2月5日、河村幸子さんがキタキチョウを確認されました。また三田市では2月7日、島岡優さんが、同じくキタキチョウ1♀の確認です。これから先は、暖かい日であればあちこちで見られると思います。みんなで目を皿のようにして探してください。
気温は何度ぐらいだったのか、陽ざしはどうだったか。そんなこともメモしておけば、ステキな自由研究になりますよ。このごろは持ち運べる温度計が、安く売っていますから。
越冬組の早い活動の情報は、八田康弘さんからいただきました。神戸市北区で、1月21日にテングチョウの確認です。テングチョウもキタキチョウと同じく、冬場でも暖かい日には飛び出してくる蝶ですね。
同じ越冬組でも、もう少し後にならないと出てこない蝶もいますので、蝶の種類によって「眠りの深さ」が違うのかもしれません。
【高橋さん大活躍~早春のシャクガ・キリガ続々登場~】
高橋弘樹さんから、冬~早春の蛾情報が次々と入っています! 1月上旬からこれまでに、相生市や上郡町で、シャクガの仲間を中心に、同定されただけでなんと19種の蛾を確認されました。寒い時期だけに登場する蛾たちが、こんなにもたくさんいるとは驚きですね。
とてもたくさんのデータをいただいていますので、確認された種の名前だけのせておきますね。高橋さんが確認された蛾は、なんと19種類。ほかにもまだ未同定の蛾があるそうですので、ぜんぶで20種類以上になります。おどろきですね! 高橋さんからいただいた写真を少しご紹介しましょう。
高橋さんはライトトラップもされているとのことで、これからの情報が楽しみです。
ウスモンフユシャク・シロオビフユシャク・ウスバフユシャク・クロテンフユシャク・クロバネフユシャク・ナミスジフユナミシャク・クロオビフユナミシャク・イチモジフユナミシャク・シモフリトゲエダシャク・チャオビフユエダシャク・シロフフユエダシャク・ヒロバエダシャク・ハネナガモクメキリガ・チャマダラキリガ・カシワキボシキリガ・ホソバキリガ・クロテンキリガ・ミツボシキリガ・ハイイロフユハマキ
【そのほかの昆虫たち】
高橋さんからは、蛾以外にオオツチハンミョウ(1月16日相生市:発見者は三村さんご一家、石川さんご一家だそうです)、ヒロバカゲロウ類(1月22日相生市)、ベニモンマキバサシガメ(幼虫:1月27日相生市)などの情報もいただきました。
植田義輔さんからは、2月6日、枚方市でのツチイナゴの目撃情報をいただきました。ツチイナゴは成虫越冬するバッタですから、陽ざしがたっぷりある日に草地を探すと、見つけられるかもしれませんよ。皆さんもぜひチャレンジしてください。
久保嘉靖さんからは、神戸市西区でハナバチの仲間(?)の目撃情報をいただきました。そろそろ菜の花も咲いていますから、ハチやアブの仲間も、これからはどんどん登場するはずです。小さい虫たちですが、見かけると春を感じてうれしくなりますね!
天気予報を見ると、神戸市付近では週末にかけてまずまずの良い天気が続きそうです。おまけに気温も高めになりそう。
ということで、今季初の『初蝶警報発令』です。まずはモンシロチョウ、モンキチョウ、そしてベニシジミあたりが要注意です。初蝶組の出現に期待大の週末です!
情報はこちらまで
初蝶リレー担当 久保弘幸
初蝶組、今年は意外に早いかも⁈