食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、そして鳴く虫の秋…。みなさまどんな秋をお過ごしですか。高く澄みきった空に、心も晴れ晴れと、今回は宝塚市にある山本南保育園に、いどうこんちゅうかんはご訪問させてもらいました。
園児たちの可愛らしい元気な声が聞こえる中、スタッフは準備を進めます。
準備も整って、いよいよ始まります!!
まずは年中さん(22人)です。
アカハライモリが大人気です!
恐る恐るイモムシにチャレンジ!!
カブトムシの幼虫と成虫!! 成虫は今日のために、大事に大事に育てて、長生きしてくれたおじいちゃんです。みんな優しくさわってくれます。
こちらは標本を見ながら…
続いて年少さん(20人)と地域の親子さん(5組) の番です。
小さなお子さまは、やっぱりダンゴムシが好きですね!
それぞれ30分の時間枠で、まだまだものたりない雰囲気の中、退場です。
みんな並んで「ありがとうございました」とごあいさつをしてくれました。
「こちらこそ、虫さんと仲良く遊んでくれて、ありがとう。」
途中、年中さんのひとりが、オオクワガタに指を挟まれてしまいました。泣いていたけど、くじけずに、また虫さんのところに戻ってきてくれて、遊んでくれました。虫さんのこと嫌いになったらどうしよう・・・と心配でしたが、戻ってきてくれて、とてもうれしかったよ♬
そして11時になり、年長さん(22人)が入場です。
まずは吉岡さんより、大切なお約束です。
「虫さんは生きています。優しくさわって、仲良くなってくださいね。」
次に、八田さんのむしむしクイズ!です。
「つぎのうちモンシロチョウのようちゅうがたべないやさいはどれ?」
「①レタス②キャベツ③ハクサイ」
みんな元気よく手を挙げて答えています。
・・・けれど、それは自分の苦手なお野菜ではないかな?(笑)
そして、吉田さんによるタペストリー紹介!
お話をちゃんと聞いたあとは、お待ちかねの「むしさんとあそぼう」が始まります。
おっきな、みんなの、むしかご(蚊帳)に入れるのは3人です。みんなきちんと外で待ってくれています。
「虫は苦手!」と言っていた女の子たち、最初はぬりえを楽しんでましたが、順番に蚊帳の中に入り、虫さんと仲良くなって、「気持ち悪い~」とか言いながらも、カブトムシの幼虫も触れるようになりました。
ぬりえに夢中です 色合いが素敵☆
時間もあっという間に過ぎて、
久保さんによる、むしむし大博士の質問コーナーです。
今日の発見は?
「マダガスカルオオゴキブリのお腹の横が柔らかかった」「蝶の翅の表と裏の色が違っている」「カブトムシ(成虫)の背中が開いて翅が見えていた」「カブトムシの幼虫はするするしていた」とたくさんの発見を教えてくれました。みんなの観察力はすごいですね。
大博士は、ゴキブリのお腹の横には呼吸をするための気門があること、蝶の翅の模様は表は同じ仲間を探すためで、裏は鳥などの天敵に見つからないような模様になっていること、カブトムシの背中から翅が見えていたのは、おじいちゃんだから。と丁寧に答えてくれました。
また、ダンゴムシの足は何本?との質問に、みんなは次々に答えてくれます。
「9本」、「6本」、「8本」、「12本」、「15本」、「14本」
正解!! 答えは14本です。今度1本ずつ数えてみてね。
最後に八田さんがスタンプを押して、コンパスノートをプレゼント。
みんな、ハラハラドキドキしたかな? 虫さんと仲良くなれたかな? かわいいと思ってくれたかな?
季節はもうすぐ冬ですが、冬でも虫さんはどこかにいてます。あたたかい日には園庭で、かくれんぼしている虫さんを探してみてくださいね。そして春になったら、佐用町昆虫館にも遊びに来てください。
子供たちのニコニコをたくさんもらって、スタッフもマスクの下でニコニコしていました。
たくさんのニコニコをくれた園児のみなさん、ご参加くださった地域の方、そして園長先生をはじめご協力くださった先生方、本当にありがとうございました。
参加者 : 園児 64人(年長22人 年中22人 年少20人) 地域の親子さん5組
こどもとむしの会スタッフ : 吉岡朋子・八田康弘・久保弘幸・吉田峰規(有馬富士自然学習センター)・島岡佳子
カヤ虫採集隊 : こどもとむしの会キッズスタッフ 涼太くん・青葉ちゃん・裕月くん・優くん
【報告:島岡佳子】