2020年10月13日(火) 『いどうこんちゅうかん』〜愛の光こども園〜

まだ残暑厳しい中、今回の『いどうこんちゅうかん』訪問先は、自然豊かな景色に囲まれた 加西市 愛の光こども園。

新型コロナウィルスの感染拡大が収束しない中、園では楽しみにしていたお泊り保育が中止となりました。

しかし、徹底した防止策をとり、一大イベント・むしむしパーティーが開催されることに決定!そしてついに!待ちに待ったその日がやってきました!

どんな子どもたちに出会えるのか楽しみです!

むしむしパーティー♪。.♪。.:*・

むしむしスタッフが到着して早速、子どもたちに楽しんでもらえるよう準備をします。

大きな虫カゴを組み立てています
カラフルなチョウやトンボたち

大きな虫カゴの中には、前日から直前まで、スタッフが協力して採集した虫たちが放たれました。

準備が終わった14時半頃、大きな声で挨拶をして元気いっぱいの子どもたちが会場入りしました。今回は22名の年長さんが参加です。

園長先生と一緒に、この日をお与えくださった神様に感謝のお祈りを捧げてからのスタートとなりました。

タペストリーのカマキリさんも見守っています

まずはじめに、よしおか先生から、むしさんと仲良くなるために触り方を教えてもらいます。みんな「むしさん大好きー!」という子どもばかりではありません。ちょっと苦手…な子どももいます。触れ合う前にみんなでむしさんのことを知ってもらいましょう♫

あかりちゃん先生のむしむしクイズ〜〜オオセンチコガネの「何を食べるでしょうか?」の答えに子どもたちからは「うぇーーーーーーー!」と驚き?の歓声が。

さかもと先生のタペストリーを紹介。キラキラ光るタマムシは不思議です。みんな真剣に話を聞き入っていました。

むしさんの『ふしぎ!』『すごい!』『なるほど!』を教えてもらって、次はみんなが気になっている、大きなムシカゴや動くむしさんにさわれる、むしむしタイムです!

グループに分かれて【密】にならないように園で順番を決めてもらいました。

昆虫館のにんきもの、アカハライモリ軍団は園でもやっぱりにんきものでした。じょうずにさわれるかな?

動く本物のヘラクレスくんにもおどろき!かっこいい〜!


怖い〜ドキドキ

恐る恐るさわっていた子も、怖い!と言っていた子も、1度さわればもう平気!むしさんはやさしいね!

見て!さわれたよ!

初めてさわったオオクワガタは、どんな感じがしたのかな?

「ツルツルする~!」「ぬるぬるする~!」(!?)

モゾモゾしてかわいい~

こちらは激レア!オオカマキリとミズカマキリの手乗りコラボ!

むしむしタイムも終盤になると、子どもたちはなれた手つきで触って観察していました。イモリを持つ手も、カヤの中のむしをさわる手も、優しくなりました。

楽しかった時間も終わりに近づき、みんなの『どうして?』に答えてくれるむしむし大博士、はった先生の質問コーナーです。ここでは子どもたちのギモンが飛び交っていました。そんな子どもたちに先生は真剣に答えてくれます。

『どうしてむしは足が6本あるのですか?』大人になって見慣れていたものが、子どもたちには大発見だったようです。面白い名前でキラキラ光るニジイロクワガタも、チョウチョに羽があることも、当たり前のようで、大発見でした。園の先生がおっしゃられていました。「ふしぎなからだは、神様がむしさんだけに与えたんだね。」

むしが苦手だった子どもも、大好きな子どもも、『不思議な大発見』を経験できた1日となりました。

いどうこんちゅうかん最後は、子どもたちに配られたコンパスに、はった先生からスタンプを押してもらいます。

スタンプは『昆虫館』にもあるよ~


早速コンパスに載っているむしと、カゴやカヤの中のむしを比べたり、探したりと大盛りあがりでした。

パーティークライマックス•*¨*•.¸¸♬︎

16時頃にいどうこんちゅうかんが終了し、ビオトープのある広い園庭を、園の先生に案内していただきました。

スマホカメラに収まらない広い園庭です。
立派なシンボルツリーのもみの木
園の外は森に囲まれているので様々な昆虫が飛んできそう・・・

ビオトープの中にはトノサマガエルや、ハイイロゲンゴロウなどが見られました。うらやましい環境です。

そんな環境の中、一匹でも多く展示できるようにと、ハラビロカマキリとオンブバッタを子どもたちと先生が採集してくれていました。ご協力ありがとうございました。

太陽も沈みかけの頃、子どもたちの元気な声とともにいいにおいが・・・

こんな素敵な場所でディナータイムなんて羨ましい〜

ご飯を食べているところにお邪魔してみると・・・

事前に送ったぬり絵にきれいに色ぬりをして、それをランチョンマットにしてくれていました!どれもカラフルで可愛らしい想像力です。

標本を見ての色ぬりでは、みんなむしさんのからだをよく見て、観察して塗っていました。どれも上手です!これからは近くにいるむしさんをよく観察してみてね。

佐用町昆虫館は10月いっぱいで、来年4月まで冬眠にはいります。それまであとわずか、たくさんの子どもたちが昆虫館にきて、いろんなむしさんと出会えることを楽しみにして待っています♫

来年の春は新型コロナウィルスが終息して、子どもたちが昆虫館で自由に遊べますように・・・

最後になりましたが、暑い中の準備、後片付け、サポートをしていただいた 愛の光こども園 の先生方、ご協力いただきありがとうございました。

むしむしスタッフ  八田康弘・吉岡朋子・坂本貴海・中谷朱里・三村寛子