一日館長 久保弘幸 サブ館長 岡田浩資 スタッフ 石川ファミリー
応援 野村智範 末宗安之 高橋弘樹 齋藤泰彦
日曜日の朝、昆虫館は秋の涼しい空気に包まれていました。爽やかな空気の中、それでもまだミンミンゼミの声が響いています。驚いたことに、午前の部はご予約のお客様が1組だけ。スタッフも余裕をもって準備することができました。
お客様をお迎えすると、いつもの昆虫館の一日が始まります。陽ざしの中、時折、大きなミヤマカラスアゲハやナガサキアゲハが、蜜を求めて花にやってきます。キハダの梢では、ミヤマカラスアゲハが産卵していました。
石川ファミリーのだいち君とげんき君は、網を手に獲物を狙って、ナガサキアゲハの♀♂をゲットしていました。お姉ちゃんのかんなさんは、野村先生から「カメのエサやり芸」を伝授してもらって、お客様相手にずいぶんと頑張ってくれました。
午後からはお客様も増え、にぎやかな昆虫館。一番人気はイモリさんたちとカメさんたち。最近ではすっかり昆虫館のアイドルです。
館内では、やっぱりヘラクレスオオカブトやギラファノコギリクワガタ、ニジイロクワガタが人気者。「どうしてもヘラクレスをじかに持ちたい」というお子さんのお願いで、館長はヘラクレスを止まり木から離すことになったのですが、腹を立てたヘラクレスに右手の人差し指を力いっぱい挟まれるという悲惨な目に遭ってしまいました。お客様の手前「痛い」とも言えず、穴があいて血が出ている傷口を見せながら「ほら、ヘラクレスってすごい力でしょ」と解説します。館長はつらいのだ。
そんなこんなで一日が終わって閉館。予定していたライトトラップを準備。5時半ごろから点灯しましたが、館長の人徳が足りないためか、恐ろしく貧果に終わってしまいました。
┐(´д`)┌ヤレヤレ。
(久保弘幸)