佐用の田んぼは半分ほど稲刈りが終わっていました。雨が降ったり日差しが時たま出たりと不安定な一日、虫達もあまり活動しませんでした。館内ではスズムシがやっと翅の伸びきったものが1匹脱皮していました。まもなくきれいな鳴き声が聞こえてくることでしょう。タガメも久々の餌にすぐ飛びつきました。スタッフの東さんが受付を始めると1番の来館者が来られ早速イシガメに対面。午前中はのんびりとしたスタートとなりました。
今日の昆虫館の周りはミンミンゼミ、ツクツクボウシが鳴き、咲き始めた白い花のハギにルリシジミ、キタキチョウ、アオスジアゲハが給水に訪れ、ナツアカネを見かけた程度でした。
今日の来館者の様子です。ヘラクラスオオカブトのぬいぐるみ登場、そしてその妹はお兄ちゃんの影響で、2歳ながらミズカマキリ、ゲンゴロウ とマニアックな名前を次々しゃべってくれました。スタッフの野村先生はイシガメの手乗り餌食いの芸当を見せたくて一生懸命に来館者にアピール。極め付けは昆虫TシャツでなくドクロTシャツの僕でした。
午後最後の時間帯には姫路から17名の団体が来られ、あいにくの天候でしたが、昆虫館周辺の昆虫採集を楽しまれました。また嬉しいことに今年最初のいどうこんちゅうかんで先日訪れた宝塚のあひる保育園からどうしても昆虫館に行きたいと年長さんの子供さんが言うので来ましたと家族で来られ、イモリすくいをお母さんまじって楽しんで帰られました。
最後に、マニアックな話題ですがここに記録しておきます。以前少し紹介しました昆虫館近くにあった貴重な植物ヨコグラノキがスタッフ茂見さんのふとした言動で昆虫館内にもあることが確認されました。
2020年9月12日(土)
天気 曇り時々雨
館長 八田 康弘
スタッフ 野村智範 茂見節子 東 輝弥
来館者 54人