昆虫館は花ざかり

4月27日の昆虫館

 昨日に続いて、さわやかな青空にめぐまれた佐用町。朝、昆虫館に到着してみると、あまりの寒さにびっくりしましたが、陽射しがあふれてくると、どんどん暖かくなりました。とはいっても、ヘラクレスオオカブトやギラだノコギリクワガタのような熱帯の虫たちには、たいへんな寒さだったようで、朝は木につかまる力もなさそうでしたから、展示ケースに湯たんぽをいれてあげました。

 サクラは散ってしまいましたが、昆虫館の庭は、春の花が盛りと咲いていて、見ているだけで幸せな気持ちになります。庭のベンチで、お日様の光をあびながら花を見てくつろぐ。なんとゼイタクなことではありませんか。

 そして開館時間になると、今日も次々にお客様がお見えになりました。いつもの昆虫館の風景です。思い思いに、お気に入りの虫をさわってみる子。標本箱とにらめっこしながら、いっしょうけんめいにお絵かきをする子。虫さんのかぶりものやヘアバンドをつけて、ニッコニコの子。みんなステキな顔です。いちばん人気だったのは、ニシキキンカメムシのかぶりもの。昆虫館スタッフSさんの力作です。

 ラボの中では、虫を超拡大して観察できます。キムネクマバチのもふもふを拡大! クマバチ君、お疲れさまでした。

 みんなお気に入りの虫はさわれたかな? 

 昆虫館の庭では、タッチプールのイモリやカメやサワガニをさわったり、飛んでくる虫たちをつかまえたり。昆虫館のひみつの採集場所、ハッピーガーデンに虫とりにでかけたり。一日中、子どもたちの歓声が響いていました。

 今日はずいぶんにぎやかだなあと、様子を見に来たカケスさん。門の前の木にとまって、しばらく昆虫館のようすをみていましたよ。

 連休中は良いお天気が続きそうです。いろいろな虫たちが、どんどんふえてゆくでしょう。みんな、遊びに来てね‼

【今日みかけた虫たち】

 クロアゲハ・オナガアゲハ・スジグロシロチョウ・ツマキチョウ・キタキチョウ・トラフシジミ(たくさん)・ルリシジミ・ヤマトシジミ・ベニシジミ・クロハネシロヒゲナガ・ハンミョウ(ナミハンミョウ)・リンゴコフキゾウムシ・ヒメクロオトシブミ・イチモンジカメノコハムシ・クサギカメムシ・モンカゲロウ

【今日のお客様】 73人

【スタッフ】 久保弘幸・八木剛