今シーズンの佐用町昆虫館、開館二日目です。
天気は思ったより曇りがちで、晴れても風が吹きます。
仁王門脇のソメイヨシノはまだ咲き始めです。

庭の花ではミノコバイモがピークを過ぎ、カタクリやミスミソウがきれいに咲きました。
昆虫館の廊下には「むしむしへんしんコーナー」があります。カチューシャ付きでいろんなムシに変身できますよ!


昨年から登場の「にじいろガイダ」(ニシキキンカメムシ)のかぶり物・・・・2つに増えています。
造形好きなスタッフが今年も昆虫館の冬眠中に作成しました。
モデルは今日のスタッフ、坂本君です。

また、「佐用町昆虫館周辺の虫」を整理した標本もリニューアルして廊下に展示しました。
中にはめったに出会えない珍虫もいますよ。
玄関のアリジゴクもいつの間にか巣を作って獲物を待っています。


タッチプールのイモリ達に加えて、今シーズンはスタッフの飼育しているイシガメの女の子(名前はマダナイさん)も昨日から仲間入りです。
今日も子どもたちは生きているムシたちとドキドキしながら触れ合うことができました。

今日はスタッフの八木さんが講師になり、「入門!昆虫標本づくり」を3回に分けて実施しました。
不定期ですが、春や秋に実施します。事前予約制になります。
小学校中学年くらいの年齢の子供たちが、初めて標本づくりに挑戦します。
第1部の少年はチョウの標本づくりから。体に昆虫針をまっすぐ刺してから、展翅版で形を整えていきます。
翅を上に上げていくのが難しい! でも真剣そのものです。
2つ目は飼育していて昇天したギラファノコギリを展足しました。
第2部の小学生の2人ももちろん初心者です。
どうすれば脚の形が整うか、待ち針の使い方も最初は戸惑いますが、慣れると大丈夫です。
第3部の少年たちも長時間、真剣そのものでした。
標本づくり第3部の少年たちとリピーターの少年が庭の石の下からセミの幼虫を発見!

アブラゼミかミンミンゼミの幼虫のようですが、可哀そうなので、石は元に戻しました。
はっぴーがーでんの池には、すでにコシマゲンゴロウやマツモムシが泳いでいます。

ヤゴの抜け殻があり、すぐ横にヤブヤンマのヤゴがいました。6月頃には成虫になります。

来週は暖かくなり、桜も満開になると思います。

春のムシ達の発生も平年より一週間以上遅れている印象です。

佐用町産にじいろガイダ(ニシキキンカメムシ)も早ければ来週には羽化。大変美しい新成虫が見ることができます。
この時期はゆっくり楽しめる佐用町昆虫館にぜひお越しください。
2025年4月6日(日) 天気:晴れのち曇り 来館者:40名
一日館長:末宗安之 スタッフ:坂本貴海 八木 剛(標本づくり担当)
応援:高橋弘樹
(報告:末宗安之)