2匹のカエル物語 8月9日(日)の昆虫館

8月9日(日) 天気 : 晴れ、一日館長 : 野村智範、スタッフ : 岡田浩資、近藤伸一
来館者数 : 10時〜12時 41人、12時〜14時 30人、14時〜16時 51人 合計 122人

三連休の中日。今日のトピックは、「2匹のカエル物語」でしょう。

スタッフの岡田さんがベビールームの窓で寝ぼけまなこのモリアオガエルのお母さんを見つけたのが、物語の始まりです。
お母さんは、きっと昆虫館生まれなのでしょう。今のところ、モリアオガエルの寿命は2〜4年とされていますから、大きさから4歳の高齢としておきましょう。(実は大きさだけで年齢特定は困難らしい)産卵しようと思って来てみたら、仲間はみんな山へ帰った後。途方に暮れているうちについうとうとしてしまったところを人間に見つかった。人間の子供に触られたとき初めて目が覚めた。なんとか逃げなければと思ったが、幸い、捕まえられずにただ見られただけだった。やれやれ。おっと、のんびりとはしていられない。今年ここで生まれた子ガエルたちより帰るのが遅くなるとみっともないぞ。蛇に食われる前に、早くカエルことにしよう。(ひょっとすると、来年、一番乗りをめざして、昆虫館に「永住」する気かもしれませんよ。)

もう1匹のお母さんがえるは、カジカガエルです。
やっと産卵を終えて、避暑を楽しもうと昆虫館の池にやって来たところを捕まってしまった。どうやら命の危険はないようだ。ちょっと恥ずかしいけれど、今日一日人間たちに見られたら、前のように放してくれるだろう。それにしても、あれだけうるさいほど鳴いていたお父さんたちは、一体どうしたのでしょう。連日の暑さのために、鳴き疲れたのかなあ。それとも・・・。もうすぐしたら、たてじまではなく横じまのはいった子どもたち(おたまじゃくし)が、千種川のいたるところの石の間で暮らしているのを見かけることになるでしょう。

イモリつかまえたよ。

タガメがカエルを食べてるね。

イシガメのおばあちゃんは、水路の中を気持ちよさそうにすいすいと。途中で、ヌマエビも食べながら。

ヘラクレスやクワガタとも遊んだね。

 カメやイモリとあそんたね。

こうして、昆虫館の長い、でも、あっという間の一日は過ぎて行きました。
明日は何に会えるかな。たのしみ・・・。
(一日館長 野村智範 )