台風一過の昆虫館は秋のムシ登場!9月1日(日)の昆虫館

台風10号の影響で、昨日は臨時休館となった昆虫館ですが、はっぴーがーでんを含め、被害は無かったようです。

干からびていた池はまた復活しました。

丘の上のニワウルシ、根元にはシタベニハゴロモが数頭確認できました。気が付けばどこでもいるようです。

今日もたくさんの来館者が来てくれました。

いい天気だったので、はっぴーがーでんに移動、昆虫採集をする方々が多かったです。

オオセイボウが今日も確認できました。

ショウリョウバッタが多く、クルマバッタ、クルマバッタモドキ、ハネナガイナゴなどを採集できたようです。

そしてついに秋の人気者、チョウセンカマキリの成虫をゲットできました!

8月上旬は「危険な暑さ」だった昆虫館周辺も、やっとはっぴーがーでんで昆虫採集できる気温になってきました。

裏庭でアオバセセリの幼虫を見つけた少年。一緒に「巣」の見つけ方をレクチャーしました。赤い顔が見えますか?

よく見るとスミナガシの幼虫の巣もたくさんありました。

お絵かきコーナー、今日も集中力抜群の親子が力作を完成しました。

スタッフの高橋さんが自宅周辺でみつけた「タイワントビナナフシ」

あまり目立ちませんがちゃんと翅があります。南方系の昆虫で兵庫県では南部を中心に分布を拡大しているようです。ぜひ、見つけてください。

今日のにじいろガイダさん。

本物のにじいろガイダ(ニシキキンカメムシ)、野外採集の成虫はまだ生きています。

野外では6月に孵化した幼虫が成長して終齢幼虫になり、ツゲから離れて様々な植物から吸汁する頃ですが、この個体は9月になっても生きているのでびっくりです。飼育ケースの中では自分の産んだ子どもたちと一緒にいます。

先週、マルタンヤンマの♀を採集して持って来てくれた彼は、今週も昆虫館に来てくれました。

タッチプール周辺からトイレに迷いこんだヤンマをすかさず採集すると最初は(ヤブヤンマの♀?)と思ってよく見ると昆虫館周辺では数の少ないコシボソヤンマの♀でした!トンボ好きの彼は見逃しません。さすがです。

今日は子どもたち、よく頑張ってたくさんのムシを採集できました!

いよいよ秋のムシ達が登場する季節です!

カマキリの仲間(一番人気はヒメカマキリ)、ミヤマカラスアゲハ第3化、夏眠明けのヒョウモンチョウ類、ツマグロキチョウ秋型、ミヤマアカネ、アキアカネなど、これから出会える可能性が高くなります。

ぜひ、ちょっと涼しくなった佐用町昆虫館へお越しください。

2024年9月1日(日) 天気:晴れ時々曇り

一日館長:末宗安之 スタッフ:安岡拓郎 

応援:高橋弘樹

来館者:84名

(報告:末宗安之)