梅雨明けが宣言されてここ2、3日は35℃に達するような炎天の猛暑となっていましたが、1日だけ梅雨に戻ったような空模様で、最高気温も30℃に満たないくらいでした。虫の動きは鈍かったと思いますが、肉体的には助かったかな。
前回は昆虫館の下流部を踏査しました。今回は上流部を歩き瑠璃寺奥の院へ登ります。
これで昆虫館起点の主なルートはすべて歩きました。次回以後は、自分で作戦を練って歩けるでしょう。
今回は平日開催のため、昆虫館の施設が拠点です。
朝方にまとまった雨が降り、地面はしっとり湿っています。ヒルたちの活性が高まりそう。
第1陣、奥の院へ向けて出発。
1時間ほど遅れてバス組到着。平日はちょうどよい時刻のバスがありません。
第2陣、出発。山へ登らず川で水生生物をさがす、という生徒も2名あり。
時折、薄陽も差し、いい感じのお天気に。
おしゃべりしながら歩いてて登り口を行きすぎる人たち。
この看板が目印です。倒れてるけど。
ここから登山っぽくなり、高低差約200mを一気に登ります。おじさんにはきついです。
ちなみに昆虫館は標高230m、登り口が320mくらいです。
途中の東屋までの間は、とくにヤマビルがたくさんいます。待ってました!という感じ。でも、前回で慣れてるので、中学生たちもぜんぜん動じません。
急なつづら折りをがんばって登りきると、延齢水の井戸。ご褒美に冷たい水にありつけます。飲むかどうかは自己判断で。
井戸の板の上に乗るのは危険ですけどね・・・深さ9mなので落ちたら救出できません。
インスタにて動画もごらんください。
これは2008年の中学生たち。歴史は繰り返されるのです。スタッフの吉水くんもいますね。
おいしそうに飲んでますね。この人たちみんな立派な大人になってます。
こちらが荘厳な奥の院(薬師堂)。井戸の少し上にあります。標高525m。
第一陣の人たちがお堂から下ってきました。雷がゴロゴロ鳴り出したので、ちょっと避難。
遠くでゴロゴロ鳴っていますが、時折日も差します。井戸のある鞍部を拠点にしばらく虫を待ちます(またはおしゃべりとか)。
奥の院にはモミやウラジロガシの大径木が多くあり、特異な虫の実績があります。
しかし、今日は時折オオセンチコガネが飛んでくるくらいで、ほとんど虫はいません。チョウはモンキアゲハが2、3回飛んできたくらい。それでもちゃんと樹液をみつけてスジクワガタを獲った人や、飛んできたタマムシを獲った人もいました。
ポツポツ雨も降り出しゴロゴロが近くなってくるし、お腹も空いたので、12時半頃下山開始。
山を降りる頃にはすっかり雨に。
雨が小降りになってくると、外へ出る人も。
はっぴーがーでん周辺では、ウスバキトンボが多量に飛んでいました。
ヤンマとかも混じれば楽しいんですけどね。
今日見られた虫や花です。
次回はいよいよ夜のプログラムです。お楽しみに!!
佐用町昆虫館 昆虫学園中等部 第3回
日時:2024年7月24日(水)10:00-15:00
会場:佐用町昆虫館
お天気:曇りのち一時雨
出席者:稲垣、河藤、久保川、小林、公森、佐藤、仲山、西川、日野、藤井、布施、堀、牧、三村、宮﨑、森山、幸長、横井
スタッフ:八田康弘、末宗安之、八木剛