7月最初の土曜日、佐用町昆虫館でホタルの観察会を実施しました!
西播磨青少年本部の地域ふれあい体験事業のイベントで、佐用町昆虫館のスタッフがお手伝いをさせていただくことになりました。
梅雨の真っ最中だったので、当日までスタッフは何度天気予報をチェックしたことか・・・。
ありがたいことにお天気は何とかもってくれました。とっても蒸し暑い日でしたが、無事にホタルは見られたのでしょうか~?
まずは昼のホタルの観察会から
講師は、むしむし博士の八木剛先生(兵庫県立人と自然の博物館/NPO法人こどもとむしの会)です。
兵庫県にはこれだけの種類のホタルがいます。ホタルといえば、夜にきれいに光るイメージですが、実は昼に活動する光らないホタルもいるんです。
そしてホタルといえば、ゲンジボタルを思い浮かべる方が多いと思いますが、今日の主役は「ヒメボタル」です。大きさはゲンジボタルよりも小さく、住んでいる場所も違うんです。詳しいお話はまた後ほど~。
まずは昼間のホタルのとり方を教えてもらいます。葉っぱの上にいるので、「トン」とたたくと落ちるので、下でキャッチします。夜に光るホタルを、昼間に見つけることもできるかも。
夜のホタルの観察は、昆虫館から近くの瑠璃寺の駐車場まで歩いたところで実施します。昼間の観察会は、明るいうちに場所を確認する下見も兼ねています。
夜のむしとりをする時は、昼間に一度行ってみることがコツです。カブトムシ、クワガタムシを狙う時も同じです。
かなり蒸し暑かったのですが、みんな頑張って歩いてくれました!
途中、「ミミズや~」とお子さん。すると、「違う!それ、ヒルや~!」という親御さん。
そんなこんなもありながら、昼間の観察会は終了!なかなか難しかったけど、見つけられたかな?
一度昆虫館へ戻り、ホタルについての学びを深めて、夜の観察会に備えます。
ホタルのおはなし
さてさて、光らないホタルは見つけられたかな?
こんなのがいました。
ちなみに、こんなのもいました。「ホタルガ」という名前の蛾です。
光りませんが、おしゃれな蛾ですね。
おまけにこんなのもいました。なぜか八木先生のスマホ画面に・・・。その様子はインスタをチェック!
ホタルクイズ!
さて、次はホタルクイズにチャレンジ!
プレゼンターはこちらのお二人!りりか(小6)&かんな(中3)です。
スタッフみんなでアイデアを出して作った問題です。
幼虫はなにを食べるかな?どうして光るのかな?オスとメスはどう違うの?
みんな積極的に答えてくれて、大盛り上がり!
どれくらい正解できたかな?
ホタルの光りかたの違いも学びました!ゲンジボタルの光は「フワフワ」ですが、フラッシュのように「チカチカ」光るのがヒメボタルの特徴です。ゲンジボタルが白熱電球だとしたら、ヒメボタルはLEDみたいなイメージでしょうか。川にいるゲンジボタルと違って、ヒメボタルは森の中に住んでいます。
どんな光りかたなのか気になりますね!百聞は一見に如かず!見に行ってみましょう。
外が暗くなる前に、観察場所へ向かいます。はやくホタルが見たいなぁ。ワクワク!
夜のホタル観察会
昼間に一度歩いた道をもう一度進みます。この日は本当に蒸し暑かった・・・。それでもホタルを見るためにがんばるぞ!
真っ暗になる前に、目的地へ到着しました!
あたりが暗くなるにつれて、「いたいたー!」「光った!!」とあちこちから声が聞こえてきます。
最後は真っ暗で撮影できませんでした!(笑)
が、ヒメボタルをたくさん見ることができました!チカチカとひかり、とってもきれいな光景でした。
その光が飛んでくるのを待って、そぉーっとキャッチ!手で触るとつぶれてしまいそうなくらい小さいです。
時々、ゲンジボタルもいましたね。2週間前だったらゲンジボタルがたくさんみられるはずです。
最後に昆虫館に戻り、質問タイムです。
いかがでしたか?お天気にも恵まれ、美しいホタルの光を見る事ができて良かったです!
ホタルをみて季節を感じられるというのも、良いものですね~。夏といえばセミですが、梅雨といえばホタル!というように、お子さま達が覚えていてくれると嬉しいです。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
またどこかで一緒に遊びましょう。
昼間の昆虫館にも是非遊びに来てね!
スタッフ:西播磨青少年本部の職員のみなさま
こどもとむしの会:八木剛、北詰剛史・真奈・涼太・青葉、 三村貴之・寛子・剣義、村山孝雄・晃子・りりか・賢伸、石川亜矢子・栞奈・大馳
参加者:43名