キクガラクサが希少植物と言われていますが、昆虫館周辺には以前からたくさんあって、地味ですが今花盛りです。昆虫館前の駐車場にもたくさん生えています。ほとんどの人が目にも止めていないと思います。毒があるキジョランやマツカゼソウがシカから逃れて、たくさん残っているのはわかりますが、キクガラクサもシカ不嗜好性植物に入っていました。シカから逃れられているのはなぜでしょうか?
今日は程よい間隔で来館者が来られたので、朝一番の来館者も長い時間滞在することができました。昆虫館に展示していたオオムラサキのサナギが朝早く羽化しました。昨日から南光自然観察村のバンガローに泊られていたようで、ホタルがたくさん飛ぶのを見れたようです。展示物の魚にえさをやったっり、昆虫採集をしたりと楽しまれていました。
当館オリジナルのニシキキンカメムシのかぶりものは相変わらず人気です。
今日は自称昆虫博士が2人も来て、自らこちらが話しかける間もないくらい、いろいろと虫についての解説をしてくれました。
捕虫網や虫籠を持ってこられる来館者はあっても、刀持参の来館者ははじめてでした。どこに行くにも刀を背負ってでかけるそうです。年季の入った刀でした。ずっと離さず虫観察をしてくれました。
今日はチョウはあまり飛ばず、ヒメキマダラセセリやウラギンシジミを見かけた程度でした。昆虫館内のミヤマハハソの木にはスミナガシの幼虫が、アワブキの木にはアオバセセリの幼虫がいました。どちらも毎年見かけています。キボシカミキリが桑の木に数匹いました。ほかにはコブハサミムシ(ルイス型)、チャバネヒゲナガカワトビケラを見かけました。
2024年6月15日(土)の昆虫館
来館記帳者 40名 晴れ
1日館長:八田康弘 スタッフ:前原繁仁 応援:末宗安之