佐用町昆虫館は10月29日(日)をもって今年度の開館が終了し、冬眠に入りました。
展示していた虫たちはそれぞれスタッフの家に里帰りし、春を待ちます。
そして昆虫館の施設も寒い冬に向けて冬支度をする季節です。
11月11日(土)、佐用町昆虫館スタッフが集まり、「越冬準備会その1」を実施しました。
今日のメイン作業は展示していた標本箱を展示台から外し、カビの生えてしまった標本を一つ一つ、細い筆にエタノールを付けて消毒をします。
昆虫館の標本展示室は谷間の施設なので空中湿度が高く、平均80%近くになります。よって梅雨の季節には残念ながら標本にカビが見えるようになります。
大人もキッズもみんな集中して取り組みます。油断して触覚や脚が折れないよう、細心の注意を払います。
同時進行で、壁にもカビが生えている可能性があるので、細かなところまで丁寧にエタノールで拭き続けます。
八田さん、高橋さんは水槽のフィルター、ホースを中心に大掃除をしてくれました。
たい肥コンパネが腐食して崩れそうなので、今回は新しいものを作成します。電動ドライバー片手にみんなで作りました。
そして古いたい肥を大袋に入れて、花畑の肥料にします。おや?何やら白い生き物が・・・?
ジャーン!予想通りカブトムシの幼虫です。4頭見つかりました。
水が汚れないように池の落ち葉をキッズスタッフがすくい出します。このあと落ち葉の落下防止ネットを張りました。
午後は今年度の反省と来年度の計画案をミーティング形式で話し合いました。
皆さんが楽しんでくれるように、「昆虫大捜査線」「いどうこんちゅうかん」「一泊調査会」などのイベントをはじめ、佐用町昆虫館の展示内容など、新しいことや改善できることなどについて話し合いをしました。
次回の「越冬準備会その2」は11月25日に実施する予定です。
本日の参加者:八木 剛、八田康弘、前原繁仁、高橋弘樹、茂見節子、三村貴之、寛子、剣義、石川哲也、元貴、大馳、久保誠司、幹哉、垣内将希、愛理、咲那、友貴、竹本健佑、望愛、百愛、炭本哲夫、琉羽、末宗安之
(報告:末宗安之)