今シーズンの開館もこの週末が最後。その1日目は賑やかすぎるスタートとなりました。
スタッフが着いた時には昆虫館の周りはすでに大喧騒。駐車場の奥の山でサルの群れがやって来て大運動会を繰り広げていたのです。
せっかくなのでお客さんを楽しませてもらえたらと思ってましたが、残念ながら開館準備をしている間にどこかに行ってしまいました。
さて、開館です。
今日はリピーターの子どもたちが多く、ゆっくりと楽しんでくれました。
手に乗っているのはカブトムシの仲間、コカブトの♂。よく見ると小さなかわいいツノがあります。
イモリに夢中の女の子。この後、親子で虫採りに行ってバッタやシジミチョウを捕獲できました!やったね!!
ホシウスバカゲロウの翅を観察中。顕微鏡でしか見えない毛や、にじんだような斑紋の入り方にビックリ!
革製の昆虫の文鎮?やダンゴムシの模型も大人気です。これは何の虫かな~?(裏に名前が書いてあります)
虫採りは敷地内よりも外の広場の方がよく、ミヤマアカネやヒメアカネ、ヒメカマキリやハラビロカマキリなどが採れていました。昆虫ではありませんが、狙いのサワガニを見事にゲットしてきた家族もいました。
なんと、小動物(テンかな?)の頭骨を見つけてきた子もいました。
今年何度も来てくれた彼も寺谷川で水生昆虫狙いです。館内の魚たちのご馳走が採れたら持って帰ってきてね~!
しばらくするとこんな幼虫を捕まえてきてくれました。何の幼虫か分かりますか?
これはゲンジボタルの幼虫です。成虫とは似ても似つかない姿ですが成虫と同じく光を放つことができます。といっても4~5月にサナギになるために上陸する時以外に光っているのを見るのは大変です。
魚はホタルを食べないそうなので、館内で展示してみんなに見てもらいました。
その他、釣りエサにも使われるカワゲラやヒゲナガカワトビケラの幼虫も捕まえてきてくれました。
これには館内のドンコも大満足です!
彼も大満足です。エサやりの後に広場で虫採りをして、前から狙っていたトゲナナフシを見つけられたから!また来年も遊びに来てね~!
さて、今シーズンも残り1日となってしまいました。
来シーズンは来年4月に開幕ですので、今年来てくれた人も、来れなかった人もぜひ昆虫館にお越しくださいね!
2023年10月28日(土) 天気:晴れ時々曇り
一日館長:髙橋弘樹 スタッフ:八田康弘 応援:末宗安之
来館者:23名
(報告:髙橋弘樹)