今日は特別ゲストが大人気!10月22日の昆虫館

秋も深まり、急に寒くなったので慌てて毛布や長袖を準備した人も多いのではないでしょうか。
昆虫館では飼育していたクツワムシも昇天してしまい、ちょっと寂しい水槽でしたが・・・。
庭のテーブルを歩いていた「ヤスマツトビナナフシ」を発見。来館者の少年が見つけてくれたエダナナフシと共に展示を始めました。

ナラガシワを食事中のヤスマツトビナナフシ

これから先、トゲナナフシも見つかるかも。

今日はスタッフの三村さんが特別ゲストを連れて来てくれました。


立派なヒキガエルのメスです。ヒキガエルは模様や色に個体差がありますが、この個体はとっても「美白」な印象です。

観察しやすいようにガラス水槽に入ってもらいます。

11月には採集した故郷にリリースする予定です。

午前中の来館者の少年は最近大人気のヒメカマキリをしっかりゲット!寒いけどすばっしこいです。

野村先生が連れて来てくれたのは千種川産の「モクズガニ」サワガニよりずっと大きく、甲羅は大人の握りこぶしくらいあります。

今日もにじいろガイダ=ニシキキンカメムシを「におってみたい」とリクエスト。彼は終齢幼虫を優しく指に乗せて鼻に近づけていました。

にじいろガイダの終齢幼虫

7月に孵化した幼虫は、昆虫館に植えてあるホンツゲに袋掛けをして飼育しました。時々生クルミを与えるだけで立派な終齢幼虫に成長しました。これから冬越しになります。

むしむし広場やシカ柵の中には今日も蝶がやってきます。よく見るとオオセイボウもやってきました。

オオセイボウとフジバカマ

彼はお父さんと一緒に川に入り、サワガニをたくさん採集しました。また、大きなヘビトンボの幼虫もいました。

今日のいいニュースはこれです!
今年はなかなか出会えなかったクモガタヒョウモン、彼がしれっと採集してくれました。(右はアカタテハ、左がクモガタヒョウモン)

最初、あまり見たことのない模様のヒョウモンチョウなので、図鑑とにらめっこをしていましたが、正体がわかり、しかもレア種なので大満足そうです。

午後になり、日差しが強くなるとやっとアサギマダラが登場。駐車場のまわりをゆっくりと旋回しながら庭にやってきました。

下の翅が茶色なのでメスです。オスには黒い紋があります。

予想通り、メスが多くなってきました。この後、館内に展示して、最後にマーキングをしてリリースしました。

魚たちへの餌やりも子供たちにお願いしました。

丘の上ではヤマトシジミが多く、他にツマグロヒョウモン、ウラナミシジミが良く飛んできました。彼は一人でヤマトシジミを採集できました。

やっぱり今日の一番人気はゲストのヒキガエルさん。

大人も両手に乗せたり、だっこしてボリューム感を楽しんでいました。

こどもたちにはすごく印象に残ったようです。

さて、いよいよ佐用町昆虫館は今シーズン、あと2回。
10月28日(土)と29日(日)を残すのみとなりました。

先週も予告しましたが、10月29日(日)の最終回は「むしむしハロウィン」
来館者の皆さんはぜひむしむしファッションを楽しんでください。
お気に入りの服で来てもOK、昆虫館にはむしむしファッションができるように「むしのかお」や「むしのはね」も準備して待っています!

たくさんの「むしのかお」
むしのはねもあるよ

めったにいない仮面ライダー1号もいるかも!(これは過去の画像です)

寒くなったけど、たくさんのいきものと触れ合える佐用町昆虫館にぜひ、お越しください。

予約者優先なので、事前予約にご協力をお願いします。

2023年10月22日(日) 天気:晴れ時々曇り
一日館長:末宗安之 スタッフ:三村寛子、三村貴之 応援:石川亜矢子、高橋弘樹、野村智範 キッズスタッフ:石川元貴・大馳 
来館者:58名 

(報告:末宗安之)