6月28日の昆虫館

一日館長・スタッフ 久保弘幸 八田康弘 茂見節子 野村智範 吉岡朋子 高橋弘樹 三村さんご一家

来館者 82人

 時折、強い雨が降る中を走り抜けて昆虫館に到着するころ、雨は上がり、空も少しだけ明るくなってきました。先に到着していた八田さん、茂見さん、野村さんと開館準備。受付を設営したり、生き虫を準備したり。野村さんは、タガメの卵とお父さんタガメ(タガメはお父さんが卵を守ります)やイシガメを持ってきてくれました。

 10時。開館を待ちかねたようにお客様が来られたのですが、その時、大事件が起こりました。なんとタガメの卵が、孵化をはじめたのです! 卵から次々に顔を出す赤ちゃんタガメ。まるでお隣の卵と申し合わせたように、上の方の卵から順番に孵化します。

うまれるよ!

 こんなシーン、めったに出会えるものではありません。朝一番に来られたお客様は、本当に幸運でした。「かわいい~」と声が上がる中、みんな孵化するタガメにくぎ付けです。孵化した赤ちゃんタガメたちは、早速、水の中へ飛び込んで、すいすい泳ぎ始めます。

タガメの赤ちゃん誕生に、みんな大興奮。
かわいい~。ガンバレ!の声もかかります。

 ひとしきり誕生のすばらしさを味わった後は、めいめいに生き虫をさわったり、水の生き物たち~イモリやオタマジャクシやヤゴやエビ~を捕まえたり、いつもの昆虫館の風景です。

標本室にはあこがれの虫がいっぱい
生き虫をさわるときも「むしむしディスタンス」
う~~~む!
おぉ!!!

 今日は天気があまり良くなかったので、蝶などは少なかったのですが、それでも、カミキリムシやコガネムシを採った子がいましたよ。スタッフの高橋さんは、ゾウムシやハムシやカミキリムシを捕まえて、子どもたちに見せてくれました。

むしむしディスタンスを守ろう

 今日、新しく登場したのは、「むしむしディスタンス」の看板。コロナ対策で入館人数制限中の佐用町昆虫館ですが、入館された方も、おたがいに少し離れるように気をつけています。ヘラクレスなら14匹分、テントウムシなら300匹分が目安です!

 来週あたりには、そろそろカブトムシが羽化を始めるでしょうか。待ち遠しいと思っていたら、もう来週から7月です。これからも佐用町昆虫館、頑張ります!!!