やっと9月らしい涼しい朝を迎えました。昆虫館の庭ではシュウメイギクが咲き始め、佐用町のあぜ道にも彼岸花が見られるようになりました。
今朝の珍客はオオアオイトトンボの♂、♀です。受付の柱に止まりました。このあと、うまく外に出ていきました。
開館準備で蚊帳の中に入れる蝶を探しにむしの原っぱに行くと、ちょっと小ぶりなキチョウが飛んでいたので捕まえてみると、ほぼ1年ぶりのツマグロキチョウでした。
蚊帳にキタキチョウと一緒に入れました。翅に直線のぼかし模様があるのがツマグロキチョウです。
キタキチョウは庭のハギにたくさんの蛹がついています。これは前蛹。明日には蛹になっているはずです。
今日も開館と同時に家族連れの来館者が来てくれました。きょうだいで様々な虫に触って楽しんでいます。
何度もやってくるナガサキアゲハの採集に挑戦!でも、なかなかうまくゲットできません・・・。
お父さんはイモリに優しく接する方法を子供たちに一生懸命教えていました。優しい方ですね。
網舎のオナガアゲハ幼虫はどんどん蛹になる準備を始めました。糸を吐いて台座作りです。
蛹も見つかります。なんだか不思議な生物にも見えますね。
来館者のお父さんと息子さんが上手にトンボを採集しています。ウスバキトンボばかりかな?と思ってよく見るとヒメアカネがいます!昆虫館周辺では2年ぶりに確認しました。
今日もミヤマアカネを確認。ひっくり返ってますがこれはオスです。
真剣なまなざしでミヤマアカネを持ってみました!
昆虫好きな彼は持ってきた網も本格派!裏庭のアオバセセリの幼虫の巣をしっかり観察していました。
もちろん私も展示用に1頭採集。やっぱりインパクトのある幼虫ですね。
キハダで飼育していたミヤマカラスアゲハ(上)をコクサギに移動させてみると、えんりょなく食べ始めました。オナガアゲハ(下)が迷惑そうです。
野村先生が今日も楽しい話をしてくれます。天気がいいので皆さん、タッチプールにどんどん集まってきました。
晴れているのでアサギマダラが訪花するかも・・・と思いましたが今日は来ませんでした。
来週くらいには期待しましょう。
涼しくなった佐用町昆虫館にぜひお越しください。
9月23日(土) 天気:晴れ
一日館長:末宗安之 スタッフ:八田康弘 応援:齋藤泰彦、野村智範
来館者:58名
(報告:末宗安之)