3連休の初日です。連日、不安定な天気で蒸し暑い朝を迎えました。昆虫館に到着すると、すでに岡田さんがほぼ準備を済ませてくれていたので、感謝しつつ、周辺の撮影をしてみました。
今朝も黒いアゲハチョウが複数やってきています。ミヤマカラスアゲハはメスが多くなり、キハダへの産卵も続いています。
池のほとりに秋型のクロコノマチョウが休んでいました。
昆虫館の近くの県道沿いにニワウルシの木があり、たくさんの葉が食べられた跡があるので、近づいてみると、今年は各地で良く見つかっている「シンジュキノカワガ」の幼虫がたくさん確認できました。今日は昆虫館の成虫標本と並べて展示しました。タイガースファンには気になる(?)虎模様の配色です。
トイレ前の壁には見慣れない蛾が止まっています。
蛾に詳しいスタッフの高橋さんがすぐに「ヤクシマドクガの♀ですね!」
南方系の蛾で、こちらでは記録が少ない蛾のようです。
今日は朝から珍しい虫がどんどん見つかります。
網舎のコクサギにはたくさんのオナガアゲハの幼虫が。
展示を済ませると、午前中の来館者の方々が来てくれました。
お腹がすいている魚たちに餌やりをしてもらいました。
彼はミヤマクワガタが気に入ってくれたようです。
午後になり、野村先生がウナギやスッポンを連れて来てくれました。
やっぱりみんな、タッチプールに集合ですね。
お父さんも「にじいろガイダ」=ニシキキンカメムシをじっくり鑑賞です。
高橋さんがクワガタムシに怖がらず、触ることが出来るよう、じっくりと見せてくれます。
野村先生がオヤニラミのジャンプ(水上のミミズを飛びついて食べます)を披露。お父さんもびっくりです。
むしの原っぱでたくさんのバッタを採集できた彼の成果を見せてもらいました。
昆虫館の駐車場前で徘徊する小さなカマキリは・・・。
今シーズン初のヒメカマキリ成虫です。
いよいよ秋の昆虫が増えてきました。昆虫館の庭では他にハラビロカマキリ、ゴマダラチョウ(産卵)、スミナガシの幼虫、アオバセセリの幼虫も確認しました。
残念ながらあまり会いたくない生き物も・・・。
最近の雨と蒸し暑さの影響か、ヤマビルが駐車場周辺で良く見つかります。今日も来館者の方が吸血されました。
足元はなるべく肌を出さず、虫よけをしっかりかけて下さい。
2023年9月16日(土)天気:晴れ
一日館長:末宗安之 スタッフ:岡田浩資 応援:齋藤泰彦、高橋弘樹、野村智範
来館者:29名
(報告:末宗安之)