今日も朝からいい天気です。昆虫館周辺は朝から既にダイミョウセセリやクロアゲハが飛び交います。
今年はアゲハの仲間が良く目撃されます。シカの食害が深刻なエリアなので、少しうれしい傾向です。
今日はキッズスタッフの優君にミッションを伝達。「庭のミヤマハハソからアオバセセリの幼虫の巣を見つけよう」
するとほんの数分後にドヤ顔でやってきました・・・。
「幼虫、おったでー」
可愛らしいデザインのアオバセセリの幼虫。今日は一日展示させてもらいました。
実は今日はこのあと昆虫好きな子供たちが多くの成果を果たしてくれたのでした・・・。
まずは「スミナガシ、ゲットだぜ!」
どうやらメスのようです。彼と相談して、帰りに庭のアワブキに袋掛けで産卵をしてもらえるようにしました。現在もアワブキには2齢~3齢幼虫の巣があります。
彼はさりげなくクロアゲハを2頭採集。今日はクロアゲハが多く目撃できました。
網舎のクサギの花に誘われて、今日はクロアゲハがどんどん入ってきます。これを蚊帳に入れたいのでお父さんも必死に網を振ります。
クロアゲハ採集後に記念写真!
彼はなんとオニヤンマをゲット!最高ですね!太っ腹の彼は「蚊帳に放してあげる」大サービスです。
「これ、アキアカネですよね?」トンボ好き少年が鑑定依頼。
むしの原っぱや昆虫館周辺では、なぜかすでにアキアカネが多く見つかります。例年なら10月になってから見つかるのに・・・?そういえば台風6号が来た時、すでに多かったです。
トンボ好き少年のファッションもいいですね!
今日は優君がミヤマアカネを千種川近くの小川で確認。昨年と同じところで発生しているようです。
「このハムシは何ですか?」庭のサクラについていたハムシを拡大してみました。
最初、セモンジンガサハムシ?と思いましたが、どうやらイチモンジカメノコハムシのようです。
すぐに判別できなくてごめんなさい。
今日も野村先生がウナギを2匹、連れてきてくれました。
そして町内の方から素晴らしいプレゼント。佐用町産のイシガメのチビ助(恐らく1歳くらい)をいただきました。
早速子供たちの人気者です。
イシガメに負けずイモリ達の人気も衰えません・・・。
館内もいつも以上にどっぷりとムシ好きの世界が・・・。
彼は集中してクワガタを描いてます。
今日もにじいろガイダ=ニシキキンカメムシは人気者でした。
スタッフの島岡さんが「今日のお客さんは本当にムシ好きの人が多い」とのつぶやき。
確かに、夏休みが終わっても昆虫館に来てくださる方は、本当に生き物が好きなんだなあ・・と感じました。
今シーズンの佐用町昆虫館の開館も残り2か月を切りました。
涼しくなるとヒメカマキリやトゲナナフシ、夏眠明けのヒョウモンチョウやアサギマダラなど秋の昆虫たちにたくさん出会えるので、ぜひ、お越しください。
2023年9月3日(日) 天気:晴れ
一日館長:末宗安之 スタッフ:島岡良治、佳子 応援:野村智範 高橋弘樹 kidsスタッフ:島岡優
来館者:83名
(報告:末宗安之)