セミ採り名人が大活躍!8月13日の昆虫館

3連休最終日ですが、世の中はお盆の帰省客の方々の移動が始まっており、来館者の方々にも「久々に故郷に里帰り」されている方が多かったようです。
今日も朝から日差しが強く、昆虫館周辺でもあまり昆虫は飛びません。それでもむしの原っぱ周辺ではウスバキトンボだけでなく、何とアキアカネが多く確認できました。
今まで8月にアキアカネが多く確認されたことはなかったので、何か変な年です。

朝一番に来られた家族連れ。女の子は恐る恐るミヤマクワガタに触れてみます。

彼は裏庭で何度も見失いながら自力でクサキリを手で採集しました。

今日は家族で網を持ち、必死にセミを採集する方々が多かったです。鳴き声を頼りに姿を見つけ、慎重に採集に挑みます。
ミンミンゼミやツクツクボウシはかなり敏感。アブラゼミやヒグラシもなかなか低いところに見つかりません。
それでも「名人」は昆虫館の庭でたくさん採集していました。

彼はツクツクボウシを採集できてドヤ顔です。館内に「ジジジ・・・・」と鳴き声が響くと注目です。

彼は暑いので、川に入ってサワガニやミナミヌマエビを採集しました。

蚊帳の中のスタッフが集めた昆虫も人気でした。でも、午後はムシ達も暑さで元気がなかったです。

今日も野村先生がゲストのウナギを連れてきてくれました。

みんなやっぱりタッチプールのイモリが大好き。

この家族は3面池で上に上がってくるイモリを必死で探していました。捕まえることが出来たかな?

キッズスタッフの剣義くん、大馳くん、元貴くんたちはコオニヤンマの♀をわざと腹部を水につけて、産卵の様子を観察していました。
うーん、さすがですね。

今日も「にじいろガイダ」=ニシキキンカメムシを指に乗せる人が多かったです。

マダガスカルオオゴキブリを触れるようになった姉妹です。

お父さんが頑張って、みんなのために樹液に来ているカブトムシの♀を採集しました。お疲れ様です・・・。

セミの鳴き声も、午後になるとツクツクボウシが主役です。夏も折り返し。もうすぐ秋ですね。
キハダの木の下にはミヤマカラスアゲハの幼虫の糞が少なからず落ちています。もうすぐ第3化が羽化しそうです。

閉館後、駐車場に昆虫網と虫かごが・・・。心当たりの方は、来週、ご連絡をお願いします。


佐用町の山々にもカシノナガキクイムシによるナラ枯れの影響が広がっています。今後、どのような影響があるか、継続して見ていくことも必要だと思います。

8月13日(日) 天気:晴れ時々曇り
一日館長:末宗安之 スタッフ:平林重政・齋藤泰彦 応援:野村智範 三村貴之
来館者:155名
(報告:末宗安之)