7月もあとわずか。連日の異常な暑さで昆虫館の周辺もあまり昆虫が出てきません。
それでもセミの声はヒグラシ、ニイニイゼミ、アブラゼミに加えてミンミンゼミも聞こえるようになりました。
開館と同時に来てくれた彼はマダガスカルオオゴキブリが気に入ってくれました。
本人曰く「癒し系のムシ」だそうです。
今日も水路やタッチプールのイモリが大人気。みんなが水路や池から捕まえては中に入れてくれるので、午後には3倍くらいに増えていました・・・。
イモリの幼生が小さいけれど見つかるようです。モリアオガエルのオタマジャクシが圧倒的に多いのですが、みんなで集中して探していました。
ちょっと涼しい室内で蚊帳から連れてきたハグロトンボを一生懸命スケッチしていた母子。とっても上手でした。
彼は筋金入りのカマキリ大好き少年。細かな描写にカマキリ愛を感じますね。
今日もヤンマが廊下をうろうろ。
スタッフの高橋さんがネットインするとコシボソヤンマでした。
駐車場周辺ではミルンヤンマも目撃しました。
午後の来館者の少年たちが「大きなカエルを捕まえた」と言って見せてくれたのは・・・・
なんと久しぶりの「巨大なヒキガエル!」昆虫館周辺では2021年の9月以来です。
ドヤ顔の発見した子供たちです。彼らは帰り際に「逃がさずに今日は展示してください」と粋な計らいです。
彼らのおかげで午後の人気者はヘラクレスでもニシキキンカメムシでもなく、ダントツで
ヒキガエルに持っていかれました!
こんなに立派なサイズのヒキガエルだと、両手で持ち上げたくなる気持ちもわかりますね。
汗びっしょりでむしむし広場で昆虫採集を楽しんだ彼らはキリギリスやショウリョウバッタをたくさん採集できました。
そして自慢の主役は「オオカマキリの幼虫!」良く見つけました!
「にじいろガイダ」の愛称で佐用町で発見されたニシキキンカメムシも展示中です。先週の卵は孵化して2齢幼虫です。兵庫県で53年ぶりに発見された珍しいムシです。
暑い日々がずっと続くようです。昆虫採集を楽しみたい人は、危険な場所に一人で行かない、熱中症防止でこまめに水分補給をするなど安全に気を付けて下さい。
2023年7月29日(土) 天気:晴れ 来館者:135名
一日館長:末宗安之 スタッフ:高橋弘樹 応援:久保弘幸
みつけたムシ ミヤマカラスアゲハ♀、ナガサキアゲハ♂、エビイロカメムシ(幼虫)、イッシキキモンカミキリ、オオセンチコガネ、オオシオカラトンボ、ハラビロトンボ、クルマバッタモドキ
(報告:末宗安之)