スタッフも初めて見た光景! 7月16日の昆虫館

3連休の2日目は朝からよく晴れて暑い一日となりました。
梅雨の時期に開館準備をしていると昆虫館の壁で寝ているカエルを見かけるのですが、今日寝ていたのはヤモリでした。

よ~く見ると
隙間でヤモリがお休み中。
キリギリスの成虫もいました。

開館と同時にたくさんの家族で大盛況になりました。
朝から暑いのでスタッフはみんなクーラーの効いた室内に閉じこもっていましたが、子どもたちは気にすることなく虫採りに出かけていき、色々な虫たちを連れて帰ってきてくれました。

山門横の広場の上でバッタと格闘中です。
キリギリスが採れたよ!
やった!!オスのヒグラシをゲット!

ショウリョウバッタやキリギリス、ヒグラシにハラビロトンボ・・・色々な虫が子どもたちと一緒にやって来ました。

スジコガネかなあ?みんなよく似ていて分からないなあ。

虫を採るのも楽しいし、名前の分からない虫を標本や館内の図鑑と見比べながら突き止めていくのも同じくらい楽しいです。

ピカピカのドウイロクワガタに夢中!
虫眼鏡持参で遊びに来てくれました。
捕まえてきてくれた一人がの仲間の幼虫も・・・
みんなで触ってみました。

室内での虫たちとのふれあいにもみんな夢中です。

そんな時、先ほどヒグラシを捕まえて大喜びしていた少年が「水生昆虫が羽化してる!」と駆け込んできました。

この小さな木の葉っぱの裏で
なんとヘビトンボが羽化中!
見つけてくれた少年が腕時計型のカメラで撮影中!

連れられて駆けつけるとなんと寺谷川沿いの小さな木の葉っぱの裏でヘビトンボが羽化をしているではありませんか!これにはスタッフもみんなビックリです。これまでにトンボやセミの羽化を何度も見てきたスタッフも、大ベテランのスタッフもヘビトンボの羽化なんて一回も見たことがありませんでしたから。
ヘビトンボはトンボとは全然違う昆虫で、幼虫からいきなり成虫になるトンボと違って、幼虫は陸に上がってサナギになってから成虫になります。サナギの状態で動いたり噛んだりすることもできるすごい昆虫です。
ただ、残念なことにこの個体の羽化は結局失敗してしまったようです。

みなさんも佐用町昆虫館に遊びに来て、色々な驚きを体験してくださいね!

7月16日(日):晴れ時々曇り  来館者 175名

一日館長:髙橋弘樹 スタッフ:三村寛子、齋藤泰彦

生き物調達隊(南光ひまわり祭り出展準備):岡田浩資、三村貴之・剣義 

応援:野村智範

(報告:髙橋弘樹)