昆虫大捜査線(岩手県立児童館いわて子どもの森)2022.8.6-7

いわて子どもの森「第5回 100人の昆虫大捜査線」、3年ぶりの開催です。

土・日の2回開催し、合間には来館者や宿泊者向けのプログラムもするという、(スタッフにとって)スペシャルな2日間でした。

昆虫大捜査線

まずまずのお天気に恵まれ、昆虫大捜査線、スタートです。

全天候型キャンプファイヤー場「いつでもファイヤー」が拠点です。
続々と参加者がやってきます。

いつものとおり、大捜査線の楽しみかた、虫のじょうずなつかまえかたを説明します。

ナマのベタベタな関西弁は、新鮮かも。
つかまえたっ!
「おっ、マスク鬼滅やん。友だちやな。」「・・・」
アミに入った虫は、こうやってつかむ。
子どもの森だけに、森もあります。
毛虫、さわってみぃ。ふわふわやで。
つかまえた虫を展示。

大捜査線リピーターのみなさんにはおなじみですが、カラーのクラフトひもに、洗濯ばさみで虫を展示、というスタイルは、いわて子どもの森さんの発案です。その後、パクらせていただいております。

この虫はね・・・
これは・・・ですね、いい虫つかまえたね。
オニヤンマ。関西のものより、小ぶりです。
ちょうちょもいろいろ採れました。キベリタテハいますから、さすが東北の高原です。

こうして、1日目の大捜査線は、楽しく終了しました。

来館者向けサプライズ:大っきくしてみよう!

午後は、ゲリラ的に、来館者向けサービスです。

午前中につかまえた虫を使って、デジタルマイクロスコープで、大きく映します。

プレーリーダーたちが手際よく設営。

見ていってや〜などと言わずとも、自然に人だかりが。

アカスジキンカメムシ。美しいです。

子どもたち、モニターの画像より実物に興味があるのは、どこでも同じですね。

イヨシロオビアブ。高原に多くいて、館内にもよく入ってきます。チクっと刺すので嫌われ者ですが、美しい複眼をしています。小さな個眼がたくさん集まってるようすもわかります。
マイマイガの幼虫です。毛虫の毛の生え方がよくわかりますね。

夜のお楽しみは・・・

夕方になりました。スタッフは、キャンプ場でのテント泊です。

なつかしいなあ〜

じつは、今回のスタッフは、7年前の「ユース昆虫研究室2015」の際、子どもの森で強化合宿をし、あわせて1回目の昆虫大捜査線を開催しました。内田くんと脇村くんは、当時中学生でした。立派に育ちまして、本日、スタッフとして戻ってきたのでありました。

さて、夜は、宿泊者向けのスペシャルプログラム=灯火採集(ナイター)です。興味のある人はぜひどうぞ、とご案内。

風が強く、条件はあまりよくありませんでした。
メスばっかりですね・・・
プレーリーダーの方が、子どもたちより、喜んでたような・・・
かわいい!

宿泊者向け、じゃなかったかも。

昆虫ズームアップショー

夜が明けると、お天気が悪化していました。

昆虫大捜査線は、残念ですが、中止。参加申込者へは、代替プログラムをご案内:室内での「昆虫ズームアップショー」です。「なんでも広場」で、前日午後と同様、いろんな昆虫を拡大投影します。

虫とりじゃないならやめておこう、と、参加者は少なくなりましたが、それでも数十人が集まりました。

はじまるよ
つぎは何かな?
参加者の持ち込み。いいの、つかまえたね!

雨が小降りなので、「お外でつかまえてきていいよ」と言うと、子どもたちは喜んで外へ出て行きました。やっぱり、雨でも、虫つかまえたいよね。

自分でつかまえた虫を見る方が、楽しいです。
さわれる虫のコーナーも少し。ブラックライトで光る、ふしぎなババヤスデ。

虫とりはできなかったけれど、じっくりお話もできて、それなりに満足いただけたのではないかな。ちょっと「いどうこんちゅうかん」っぽい雰囲気もありましたし。

以上、濃密な二日間でした。


昆虫大捜査線 in いわて子どもの森 2022.8.6/7
●8月6日(土)昆虫大捜査線
参加者:102人【子51/大人51】
●8月7日(日)ズームアップショー
参加者:67人【子31/大人37】
スタッフ:八木 剛・安岡拓郎・内田隼人・脇村涼太郎