令和4年度開館最終日はとってもにぎやかでした。10月30日(日)の昆虫館

いよいよ今日で令和4年度の昆虫館も「むし納め」

佐用町昆虫館は10月31日(月)から来年3月31日(金)まで冬眠に入ります。

少し肌寒い朝でしたが開館準備に来てみると、昨日のスタッフ 内田隼人さんがライトトラップによる採集を楽しんだようで、機材の片づけをしていました。昨晩は激レア昆虫の飛来は無かったようですが、午後になり最近採集した三角紙標本を展翅していました。

 この中には兵庫県で現在4か所しか報告の無い蛾があります。(新産地はいずれ発表があると思います)蛾の好きな人はわかるかな?

ウスアオキリガ、エゾキイロキリガ、カシワキボシキリガなどなど

今日はハロウィン前日ということもあり、コスプレやむしむしファッションで来館してくれた方が多かったです。みんな素敵ですね!

スタッフの吉岡さんが「いどうこんちゅうかん」で使っている八つ切り画用紙とクレヨンを用意してくれました。いつもは昆虫展示スペースですが、今日は大きな作品作りができました。

スタッフの久保さんがハロウィン気分を楽しんでもらえるよう、飾りつけとお菓子の準備をしてくれました。ありがとうございます。

 今日の来館者はリピーターの方がとても多かったです。

彼は手作りのファッションで登場!かっこいいですね。

午後から昆虫館スタッフがゲストで多数来館。

高橋さんは初公開、馬頭琴の演奏でみんなを楽しませてくれました。

カメさんやイモリ達もちょっと寒そうでしたが今日も子供たちの人気者。

キッズスタッフの栞奈さんが子供たちに目を配ってくれました。

スタッフの裏方作業(会計処理)も齋藤さん、三村さんが並行して進めてくれました。感謝!

9月23日に来館した際に自分で採集したミヤマカラスアゲハを初めて展翅した金井奏空くん。

今日は本格的な標本箱持参で展翅板から蝶を外します。待ち針を1本ずつ外すのも初めてなので最後まで緊張感たっぷり!

ラベルもセットして無事、標本箱に収めることができました。

さて、来シーズンはどんな昆虫を探すのかな?

今日もスミナガシの終齢幼虫が見つかりました。もうすぐ越冬蛹になると思います。

水槽の中のコガタノゲンゴロウはスタッフの高橋さんが西播磨エリアのライトトラップで採集したものです。やはり分布は拡大しているようです。

今日で展示していたヘラクレスオオカブトやクワガタ類もスタッフの家に帰ります。

今シーズンも多くの来館者の方々に来ていただき、生き物たちとの触れ合いを続けることができました。

 佐用町昆虫館はこれから令和5年4月1日(土)の開館日まで冬眠に入ります。

 また、皆様のお越しをスタッフ一同、楽しみに待っております。

 今年度のご来館、本当にありがとうございました。

  10月30日(日)天気:曇り後時々晴れ 来館者:55名

 一日館長:末宗安之 スタッフ:吉岡朋子 応援:久保弘幸、高橋弘樹、三村ファミリー、石川ファミリー、井嶋ファミリー

 (報告:末宗安之)