10月も中盤になると朝夕がひんやりとします。昆虫館の庭にも少しずつ落ち葉が増えてきました。
今日の天気予報は「晴れ」、気温も上がるのでアサギマダラの訪花が期待されます。
昆虫館のハンノキに増えているヒラアシハバチはとうとう葉を食べつくしそうです。
クツワムシの餌用に千種川沿いのクズの葉を見ていると、アケビのつるにアケビコノハの幼虫を発見。
そのまま昆虫館に持ち込み、展示をしました。動かないときはこんなスタイルです。
午前中のお客さんの少年が「アサギマダラが採れた」と元気よく見せてくれました。
少年の許可を得てマーキングをしたあと、ちょうちょひらひらハウスの蚊帳に入れました。
今日の素敵なニュースは、午後の昆虫大好き少年がアオバセセリの終齢幼虫を見つけてくれたことです。ここ2年ほど、園内の食樹に見つからなかったので心配していたのですが、まだこの周辺に生き永らえていることがわかり、スタッフも一安心。
午後のお客さんも昆虫が大好きな人たちがずっと楽しんでくれました。
彼はヒメアカタテハを採集し、わざわざ受付まで見せにきてくれました。
アサギマダラは目撃を含めると5頭確認。うち1頭はすでに一週間前にマーキングした個体でした。
蚊帳の中に栄養補給ができるようにブッドレアの花をセットすると、本当にアサギマダラが吸蜜のために降りてきました。
今日もカブ・クワやイモリ、カメさんが大人気。お父さん、お母さんも緊張しながら触っていました。
今日は庭に多くの昆虫が飛来しました。他にテングチョウ、アカタテハ、キタキチョウ、ホシホウジャク、オオアオイトトンボ、タカネトンボ、ナツアカネなどを確認。
現在、むしの原っぱ付近の上にある山で木の伐採が行われているので、昆虫採集をされる場合は、木材運搬用の車両が行き来する可能性があります。危険ですので近づかないようにしてください。
佐用町昆虫館は10月30日(日)で今シーズンは最終回。
あと少しになりましたが、様々な生き物たちとの出会いが楽しい場所にぜひお越しください。
最終日は「ハロウィン」にちなんでぜひ、「むしむしファッション」でお越しください。
(スタッフも悪乗りしてコスプレで待っているかも・・・)
2022年10月15日(土) 天気:晴れ時々曇り 来館者:80名
一日館長:末宗安之 スタッフ:内田隼人 応援:高橋弘樹