朝夕は涼しくなりましたが、この週末は昼間はまだまだ暑く、虫たちもまだまだ元気です。
今日も昆虫館ではいろいろな昆虫や動物たちと触れ合うことができました。
昆虫館の入り口にあるブッドレアの花は今日も一日大賑わい。
ツマグロヒョウモンやミドリヒョウモンなどの色々なヒョウモンチョウや、イチモンジセセリ、キタキチョウなどが次々と蜜を吸いにやってきます。そして大人も子どもも目を輝かせながら網を構えて待っています。
昨日に引き続き、ホシホウジャクもたくさんやってきました。ホウジャクはハチに間違われることもありますが昼間や夕方に活動するスズメガの仲間で、漢字では「蜂雀」と書きます。すごいスピードで翅を動かして飛び回り、空中でホバリングしながら長いストロー状の口を伸ばして蜜を吸います。じっくり観察すると可愛いですよ。他にもミツモンキンウワバというキラッと光る蛾なんかも飛んできていましたよ。
館内で家族でワイワイと昆虫標本を観察したり、アカハライモリやイシガメに触ってみたり、国内外の昆虫たちとの触れ合ったり。こちらもいつもどおり盛り上がっていましたよ。
おっと、先ほどの姉妹が水路で何か見つけたようです。何がいたのかな?
カマキリなどに寄生するハリガネムシでした。うねうね動いて不思議な感じです。
午後にはお客さんが赤穂市有年で捕まえたというピンクのクビキリギスを持ってきてくださいました。
クビキリギスは成虫で越冬して4月頃に草むらでジーーーーと鳴くキリギリスの仲間です。時々こんな色の個体が見つかります。
おっ、次はスタッフの茂見さんが何か見つけたようです。
何と、茂見さんが捕まえていたのはヘビ!それもジムグリというあまり見かけることのない無毒のヘビではありませんか!
折角の機会なので茂見さんの管理下でふれあい体験をしてもらいましたが、ヘビはいろんな模様や色の個体がいて毒ヘビとの見分けが難しいこともありますし、無毒のヘビでも噛まれたら痛い上に感染症の危険もありますから、こういう機会でもない限り手を出さないようにしてくださいね。
閉館時刻が近づいてきたころに庭の方に行ってみると、みなさん。ブッドレアの横にある大きなネムノキを見上げていました。今度は何がいるのかな?
小型のキツツキ、コゲラが幹をコンコンとくちばしで叩いていました。
コゲラは見上げる人を気にする様子もなく、長い間木の幹をつついて回っていたので、みんなでじっくりと観察することができました。
開館日も残り少なくなってきましたが、このように色々な生き物と出会える昆虫館にぜひお越しくださいませ。
2022年10月2日(日)の昆虫館
来館記帳者 63名 晴れ
1日館長 髙橋弘樹 スタッフ 茂見節子 応援 野村智範、末宗安之