2021年の慶野松原に引き続き、南あわじ市での虫とりイベントです。
市内の子どもたちで定員が埋まってしまったので、メール会員への告知はしませんでした。うれしい悲鳴ですいません。
さて、9月24日(土)当日。
昆虫館が臨時休館となった先週に引き続き台風が心配されましたが、汗ばむ好天となり、南あわじのむし大好きなお友だちが、たくさん集まりました!
スナップ写真集
むし大好きな表情、スナップ写真でお楽しみください!
プログラムの内容
活動拠点は、賀集(かしゅう)八幡神社・護国寺の手前の、旧南淡町歴史民俗資料館です。
今は、閉鎖されていて、建物内には入れません。広場を使います。
南あわじ市さんのイベントは、「文化財を活かした学習イベント」の一環です。
ということで、集まった人たちは、まず、護国寺へ移動。
本堂に入り、住職さんから、賀集八幡神社と護国寺の由来など、わかりやすくお話をいただきました。
再び、旧歴史民俗資料館へ戻り、プログラム、スタートです。
「集まれ!! むし大好きお友達」というタイトルは、南あわじ市役所の方の発案です。
ふしぎなお題を頂戴しましたので、それにふさわしい、むし大好きがたっぷり楽しめる場づくりをめざしました。
といっても、急に斬新なアイデアが浮かぶわけではないので、「いどうこんちゅうかん」と「昆虫大捜査線」の間くらいの路線を行くようなデザインとしました。
まずは、ごあいさつと、スタッフ紹介、虫のつかまえ方のお話。続いて、遊びかたの説明。
今回は、広場に、みんながつかまえた虫で遊ぶコーナーが3つと、お絵かきコーナーがあります。
今後のため、ちょっと詳しく記録しておきます。
その1:超リアルな、むしずかん
要領は「昆虫大捜査線」と同じです。つかまえた虫をチャック袋に1匹ずつ入れ、種類ごとに展示していきます。
虫の数は数えないので、調査結果というより、今日、ここで、どんな種類の虫がいたのかがわかる、超リアルな、むしずかんです。
今日は、51種の虫(昆虫じゃない小動物も含む)が、発見されました。昨年の慶野松原では38種でしたので、賀集八幡の方が種類は豊富でした。
その2:大っきな虫かご(蚊帳=かや)
佐用町昆虫館の「ちょうちょひらひらハウス」や、「いどうこんちゅうかん」で、おなじみの蚊帳です。その他のイベントでも、使ったことがあります。
蚊帳は本来、中に虫を入れないようにするための装置ですが、ここでは、大きな虫かごとして使います。みんながつかまえたトンボやちょうちょ、バッタなどのよく飛ぶ虫を入れて、中に入って、さわって遊ぶのです。
その3:むしむしコンテナ
あまり飛ばない虫に触れてもらうコーナーです。
「いどうこんちゅうかん」では、クワガタムシなど、さわれる虫をあらかじめ用意していますが、ここでは、みんながつかまえた虫を入れ、さわって遊びます。
入れ物が課題でしたが、文化財の発掘調査などでよく使う「コンテナ」を発見。南あわじ市役所さんが、たくさん用意してくれました。
これが、むしケースとして、最適!!
浅い方のコンテナにダンゴムシや幼虫などを入れることを想定していましたが、ぴょんぴょん跳ねるコオロギには、深いタイプが大活躍しました。
その4:お絵かきコーナー
こちらは、南あわじ市さんが、用意されました。つかまえた虫をその場で描いたり、好きな虫を描いたり。「ひょうごのかまきり」などのミニ図鑑も、活躍しました。
きっと、みんな、楽しかったことと思います。
神社やお寺でみんなで虫とりしたことがいい思い出となって、大きくなったとき、地域の文化財を大切にする気持ちにつながるんじゃないかな。
これを機会に、おうちの近所でも、虫とりを楽しんでくださいね!
集まれ!! むし大好きお友達 in 賀集八幡神社・護国寺
2022年9月24日 南あわじ市 賀集八幡神社・護国寺
主催:南あわじ市教育委員会社会教育課
参加者:89名(36組、大人38・子ども51)
スタッフ:井嶋幸司、島岡佳子・良治、八木剛、内田隼人、小浜智香子、坂上優子、山本典子
Kidsスタッフ:井嶋梢、小浜優翔、坂上昂大、島岡優、山本明生