セミのじゆうけんきゅう
兵庫県にいる13種類のセミのしょうかい
「セミのじゆうけんきゅう」の目次にもどる兵庫県には、13種類のセミがいるよ。
すがたが見られる季節のだいたいの順にしょうかいしています。クマゼミからエゾゼミまでは、季節はそんなにかわりません。
写真は左から、オスをせなかから見たところ、オスをおなかからみたところ、メスをせなかからみたところ、メスをおなかから見たところです。
大きさは、頭の先から翅(はね)の先までの長さです。 クリックすると、大きな写真を見ることができます。
エゾハルゼミ
- 季節
- 5~7月
- サイズ
- 37~44mm
- 生息地
- 山奥の広葉樹林
兵庫県では、但馬地方の山奥だけにすんでいる、初夏のセミ。6月頃によく見られる。ブナなどの広葉樹にいる。♂の体は羽の大きさに対して非常に大きく見える。ミョーキン、ミョーキンと鳴き、鳴き声の終わりのケケケケと聞こえる部分はヒグラシの声に少し似ている。
ヒメハルゼミ
- 季節
- 5月
- サイズ
- 32~38mm
- 生息地
- マツの林
6月下旬から7月上旬くらいによく見られる。古いシイ、カシの林に局地的にいる。夕方よく鳴き、暗くなるまで鳴いている。一匹が鳴きだすと,つられるように鳴き出し、たちまち大合唱となる。淡路島には多い。
ニイニイゼミ
- 季節
- 6~8月
- サイズ
- 33~38mm
- 生息地
- 広葉樹の林
6月下旬から現れる。小ぶりで、かわいいセミ。木の幹にとまっていると、わかりにくい。抜け殻は、丸くて泥だらけで、かわいい。昔は街中でも普通に見られたのに、近頃ぐっと少なくなって、少し山際に行かないと見られない。色の着いた翅(はね)は貴重な存在。
ヒグラシ
- 季節
- 7~8月
- サイズ
- 44~48mm
- 生息地
- スギ林
その声は夏の終わりのイメージだが、けっこう早く、7月上旬から出てくる。薄暗いスギ林で合唱する。近くで聞く鳴き声はキキキキと別の種類のよう。ヒグラシは、「日暮らし」の意味。明け方と夕方によく鳴く。都心部には見られない。
クマゼミ
- 季節
- 7~8月
- サイズ
- 60~70mm
- 生息地
- 公園や街の街路樹
夏休みの始まりの頃に鳴き始める。いよいよ夏が来た!という感じ。黒光りする大きな体に、金色の毛が生え、貫禄がある。昔は少なかったのに、どうしてこんなに増えてしまったのだろう? 夏の午前中、街中でこれほどやかましいセミは他にはいない。山の中には少ない。
アブラゼミ
- 季節
- 7~8月
- サイズ
- 56~60mm
- 生息地
- 公園や街の街路樹から山の中の林まで、いろんなところ
いちばん身近に見られるセミのひとつ。透明な羽がほとんどのセミの世界で、この羽はきれいでです。とてもシックです。「じ~~~~」というなき声が、油で料理をしているように聞こえるということでこの名前がついたと言われています。7月下旬から現れ、午後によく鳴きます。
ミンミンゼミ
- 季節
- 8~9月
- サイズ
- 57~64mm
- 生息地
- 雑木林
セミはミンミンと鳴く、というのはこのセミのこと。東京では市街地に普通にいるが、西日本では山地に多い。8月の後半に多く、日中、高い木の上で大きな声で鳴いている。鳴き終わると飛び立ち、移動することも多い。体の大きさに比べ羽が大きく優雅。緑色が美しい。
コエゾゼミ
- 季節
- 7~8月
- サイズ
- 49~52mm
- 生息地
- 高い山の広葉樹や針葉樹
最も涼しいところを好むセミ。兵庫県では、但馬地方の山奥だけにすんでいる。7月下旬から8月にかけて、ミズナラなどの広葉樹やマツなどの針葉樹にもいる。枝の上をよく歩き、「鳴き移り」もする。飛翔力はそれほど強くはない。
アカエゾゼミ
- 季節
- 8月
- サイズ
- 58~65mm
- 生息地
- 山地の広葉樹林
腹側は、オレンジ色から赤色が鮮やか。8月に多く見られ、古い落葉広葉樹の谷筋にいることが多い。エゾゼミ類のなかで、特に飛翔力が強く「鳴き移り」をして高い木のてっぺんの小枝や葉にとまる。鳴き声は、エゾゼミより高い。
エゾゼミ
- 季節
- 8月
- サイズ
- 58~65mm
- 生息地
- 山地のマツやスギの林
黒地に黄色の「阪神タイガース」カラーがすばらしい、大型のセミ。眼が赤い。兵庫県では、主に標高600m以上くらいの山地にすむ。マツやスギの高い枝で鳴いていることが多く、なかなかお目にかかれない。低い震えを帯びた声で鳴き、近くで聞くと耳が壊れそう。
ツクツクボウシ
- 季節
- 8~9月
- サイズ
- 40~46mm
- 生息地
- 雑木林
8月下旬から9月に多い。ツクツクボウシが鳴き出すと、ちょっと哀しくなる。夏休みよ、終わるな、いう感じ。よくきくと、1匹1匹、歌声がちがう。近くにいる仲間が合いの手をいれるように、ジューと鳴くことがある。ひじょうにすばやく飛び、目の前から消える。


黒く小さいのでなかなか見つけられない。陽が射さないとなかなか鳴かないが、一匹が鳴くと、つられるように数匹が鳴く。松枯れで、その将来が心配。