むしの宝箱(その1)通路の展示

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NPO法人こどもとむしの会の会員や連携団体が、よりすぐりの作品を持ち寄って展示をつくっています。
内容は少しずつ変わります。

作品名
解説
内海コレクション 内海功一コレクション 旧兵庫県昆虫館館長の内海功一氏が30有余年の間に採集した船越山の昆虫など。
芳川コレ 1950・東京の昆虫たち 昭和25年(1950年)、東京都文京区に住んでいた小学3年生の昆虫好きの少年が、夏休みの宿題に「庭でとった昆虫」の標本をつくりました。当時のその庭の敷地は、今では「椿山荘」としてその名を知られています。終戦直後の東京には、これらの昆虫たちが棲息する自然環境が残っていたのです。少年は年を重ね、今ではごらんのとおりの・・・?(芳川雅美)
絶滅危惧種・ウスイロヒョウモンモドキを守る このチョウを守る活動は2003年に始まりました。当時は生息地(せいそくち)を一日歩いても、10頭(とう)ほど見かけるのがやっとで、絶滅寸前(ぜつめつすんぜん)でした。保全活動(ほぜんかつどう)による回復は顕著(けんちょ)ですが、生息地は1カ所だけ。危機(きき)がさったとは、まだまだ言えません。
(奥村達夫・久保弘幸・近藤伸一)
兵庫県に住みついた生きた宝石 キベリハムシ 青いハネに黄色いふちがある、大きく、美(うつく)しいハムシです。アジア大陸(たいりく)から渡(わた)ってきて、昭和(しょうわ)の初めに六甲山で初めて発見(はっけん)されました。今も六甲山を中心に県内だけに見られる不思議(ふしぎ)な昆虫(こんちゅう)です。サネカズラの葉を食べます。
(近藤伸一)
昆虫界のハンター アイヌハンミョウ 山道で青い虫が飛(と)び立っては、先にとまり、近づくとまた飛び立つ。こんな経験(けいけん)はありませんか。「みちおしえ」と呼ばれるハンミョウです。図は春に川原にあらわれるアイヌハンミョウ。小さな虫ですが、こわい顔していますね。サバンナのライオンのように、より小さな昆虫をおそって食べます。
トンボの発生(はっせい)と孵化(ふか) トンボの幼虫 「ヤゴ」 は、ほかの生きものをつかまえるために、口のかたちがとてもかわっています。捕獲肢(ほかくし)とよばれ、折りたたみのできる口のかたちは、卵(たまご)の中で、いつ、どのようにしてできるのでしょうか? それが知りたくて、卵の中でヤゴの体ができていくようすや、孵化を観察して、写真で記録しました。
(渡辺庸子)
虫の赤ちゃん、こんにちは! いろんな虫の卵(たまご)と赤ちゃんを紹介しています。卵も、赤ちゃんも、いろいろです。かわいいですね。
(渡辺庸子)
女郎花の咲く三カ月に 秋の七草(ななくさ)の一つ、女郎花(おみなえし)が咲(さ)き始めるのは7月初旬(しょじゅん)。夏中咲いて、10月に実をつけます。その3カ月間に多くの昆虫が訪れます。蜜(みつ)を吸い、花粉(かふん)・実を食べ、汁(しる)を吸う昆虫。そしてそれらの昆虫を食べる昆虫。おもな38種を載(の)せました。
(金子留美子)
赤松の郷より 赤松の郷昆虫文化館出張展示 昆虫民俗資料を収蔵し上郡町にある赤松の郷昆虫文化館から出張展示。
(相坂耕作)